【名古屋から愛媛へ移住】西条ブルーベリー農園・寺田さんご夫婦インタビュー(2/4)
2014年11月10日 byアビリティー・センター
こんにちは!四国転職netのコンサルタント・王です。
今回は、6年前に愛媛県西条市に移住した寺田さんご夫婦のインタビュー第二回。
今回はブルーベリー農園のことについてのお話です。
なぜ農業にしたのですか?
土地が余ってたんで。
元々この建物があって、土地も田んぼもほったらかし。木も草も生えてるような荒地だったんです。
どうしてブルーベリーにしようと思ったんですか?
基本的にみんなが作ってないものが作りたいなってずっと思っていて、インターネットで調べたんです。
『西条 ブルーベリー』って検索したらぜんぜん出てこないんですよ。
「あ、誰も作ってない!」と思って作り始めたんですけど、始めてみたらいろんなところが作ってましたね(笑)
当時はインターネットにのってなかっただけで。
愛媛はブルーベリー作ってるところ多いですよ。ライバルだらけ。
ブルーベリーはかなり甘いし、冷凍してもおいしいんで、非常に農家としては売りやすい。
これはダメだな~っていう小さいものもジャムにしたり、捨てるものがないですね。
他には何か作っていますか?
あとは、ブラックベリーと、ラズベリーとタイベリーの収穫をちょっとだけやってますよ。
どうしても日持ちしないので、とっても1日2日たつと色がちょっとおかしくなってきたり。
食べれるんですけど、見た目がちょっと悪くなっちゃうので、どうしても地元のケーキ屋さんにおさめる程度の量しか作ってないですけどね。
9割8分くらいがブルーベリーです。
ブルーベリーを始める時には、誰かに教わったりしたんですか?
Yahooで調べました(笑)
一番いいんですよ。インターネットはそうとう見ました。100箇所くらい研修に行ったようなもんですよ。
決めてからごくわずかな時間しかなかったんで。
名古屋でも何件か回りました。でも本当に数回です。
3~4件行ったね。実際そこで手伝いとかもさせてもらったりして。
週末の度に掘り起こしたり、植えたりとかいうのを手伝いに行ってたんですよ。
今は何種類育てているんですか?
20種類くらい。
今、減らしていってるんですよ。最初張り切って植えすぎちゃって、収穫しきれないんです。
今は全部一人でやってるんですか?
管理はほぼ一人ですよ。
収穫だけ(奥さんに)ちょっと手伝ってもらって。そんなにやることないですけどね。
逆に言うと、一人でできる分しかやってない。自分たちでできる範囲でやろうってことで。
ブルーベリーの販売先は自分で開拓されたんですか?
そうです。
ホテルとケーキ屋さん。今治、西条、新居浜かな。配達は行ける範囲。
あとは送る。9割くらいは一般の人ですよ。インターネットばっかりですね。
かなり送ってます。1トンくらい送ってるんじゃないかな。
ホームページも自分で作ったんですか?
そうです。
ブルーベリーって植えてから3年くらい収穫できないんですよ。
3年くらい暇だったんで、ホームページってどうやって作るのかなと思って、Yahooで調べて(笑)3年あったら作れますよ。
最初の3年間、いきなり暇になってどうでしたか?
嬉しかったです。「今日も休みだ!」と。
奥様も休みだったのですか?
私は来て3ヶ月くらいに教室を始めたので、普通の生活をしてました。
以前は趣味でやっていて、こっちに来て知り合いも誰もいないので、お教室みたいなのをやって趣味でつながれる人ができたらいいなという軽い気持ちではじめました。
摘み取り体験もあるんですよね。
はい。人がいっぱい来てくださるので、すごい充実してます。
最初は体験農園をやるつもりはなくて、送るだけの予定だったんですけど・・・。
どっちかっていうと、今は摘み取り体験を増やしていきたい。
楽しいですよ。知らない人がたくさん来てくれて。
年間どれくらいのお客様が来ますか?
1000人くらいですかね。
まぁ期間が7月の末から8月の下旬くらいまでの1ヶ月だけなんで。
それは誰かの紹介ですか?
多分ネットなんじゃないかな。
「なんでうちなんですか?」って聞いたら、「スマホの検索で一番上に出てきました」って。
農家の人はホームページをもってないんで、いやでもうちのが出てきちゃうんですね。
いっぱい来てくれるんで非常に助かってます。インターネットに助けられてます。
寺田さんのブルーベリーはもうたくさんの方に知られていて、大盛況のようですね。第3回となる次回は、移住して就農したい人必見の農業のお話です。お楽しみに。
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