働き方を知る ~シリーズvol.2 契約社員~

2014年9月17日 byアビリティー・センター

nol2keiyaku

仕事内容と期間を限定して雇用契約を結ぶ働き方の契約社員。

正社員で働いていたけれど、今は契約社員の立場を選んでいる、という人も多いように思います。中には、正社員として勤めていた会社に契約社員として再雇用されるといった場合も。

正社員として働くことより、プライベートを充実させたいと望む場合もありそうですね。

そこで、契約社員として働く際のメリットとデメリットをまとめてみます。

 

契約社員のメリットとデメリット

 

メリット

勤務地を選ぶことができる

希望の職種に就ける

勤務時間・休日をある程度選択できる

残業代が支払われる

社会保険(厚生年金・健康保険)に加入できる場合が多い

採用選考時の難易度が低め

雇用期間が決まっているため、期間満了で転職ができる

(転職理由としてあまり不利にならない)

 

デメリット

雇用期間が決まっているため、雇い止めの不安がある

時給制であることが多く、給与が安定しない

ボーナス・退職金が出ない

住宅手当・家族手当などが無い

 

労働条件をすべて希望の内容にできるわけではないので、悩ましいところです。

 

 

契約期間が決まっているということ

上に記載した通り、契約期間があらかじめ決められていることについては、メリットが皆無というわけではありません。

しかし、デメリットのほうが大きいと考える人も多いでしょう。

 

特に「契約が更新されないのでは?」という雇い止めの心配がつきまとう状況で働くのは大きな不安があります。

その中でも、何年も更新を繰り返してきたにも関わらず、突然更新がなくなり失業してしまう、といった状況は避けたいですよね。

 

 

労働者が安心して働き続けることができる社会を実現するため平成25年4月に契約労働法が改正されました。

その中のひとつに、「有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えたときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換できる」というルールがあります。

これは、契約社員に限らず、有期雇用されているパート労働者等にも適用されますので、知っておく必要がありますね。

 

ただし、将来の無期雇用転換に備えて、雇用する側が労働条件を低く抑えるようになるのでは?などといった問題点もあります。

企業によっては、就業規則に「契約更新は最大5年まで」といった記載がある可能性もありますので、就職する際は気をつけたいものです。

 

 

これからの契約社員

近年、限定正社員・短時間正社員といった名称での雇用も目にするようになってきました。

少子高齢化による人手不足が顕著になってきている今、優秀な人材を確保するべく契約社員から正社員へ、有期雇用から無期雇用へと舵を切る企業が出てきています。

今後、非正規雇用で働く人々がより安定した働き方ができるような待遇改善につながることを祈ります。

category / 地方での転職活動のコツ

TOPへ戻る