大きなプラントを支える縁の下の力持ち(2/2)

大西 あおい2017年10月30日 by大西 あおい

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責任を持つことでプラスの要素が増えた

ミヤウチ さて、仕事というのは、皆さん、生活するお金を得るためにしていることがほとんどですが、自分に向いてない仕事をいやいやする仕事と、自分に合っている仕事をするのとでは大きな違いがあると思うんです。その辺りを考えたときに、一方井さんにとって今のお仕事はどんなお仕事でしょうか。言いにくいところもあろうかとは思いますが(笑)。

 

一方井さん そうですね・・・・大きな生きがいを感じて充実していると、そこまではいえませんが(笑)、ちょっとした工夫でちょっと成果が出た、時間が早くできるようになった、楽になった、そんなことを思えるのはいいことではないかと思っています。

 

ミヤウチ それはいいお仕事をしておられるのだと思います。ご出身は双海町でいらっしゃいますが、これからもこちらでお仕事をしていこうと考えておられますか。

 

一方井さん そうですね。今、住んでいるのは西条なんですが、いい所です。好きですよ、西条は。これからもこちらでやっていきたいと思っています。

 

ミヤウチ 岡部長、一方井さんのお話をお聞きになっていかがでしょうか。

 

岡部長 会社としても、生産性を上げて効率的に業務を進めていきましょうと改善しているところなんです。一方井さんが言われた、少しでも工夫をして、少しでも効率化していくということを実行されているのは、当社にとってもいいことですね。この4月から大きな発電所を見るようになったので仕事の範囲が広がったんです。一方井さんたちの仕事のハードルも上がったんですね。

 

ミヤウチ それは、一方井さんも戸惑われたでしょうね。

 

一方井さん もう戸惑いしかなかったですね。こんなにたくさんの所をしないといけないのかと思いましたね。

 

ミヤウチ それだけ責任が重くなるということですが、そのことがやりがいにつながっていくということもありますか。

 

一方井さん それは、そうだと思います。仕事は大変になりましたが、責任を持つことで、それがプラスに働くことはありますね。仕事の生産性が上がったとしたら、それが自分の評価に繋がればいいですね。

 

働く人にとっても企業にとっても必要な存在に

ミヤウチ なるほど、そうですよね。仕事の評価を適切にしてほしいものですね。さて、現場の仕事では、危険もあるのではないかと思いますが、それはどのように対処しておられますか。

 

一方井さん 危険予知をします。これから、作業をするというときにみんなでディスカッションして「こういうことが起こるかも知れない」ということをピックアップしていって、危険が潜んでいるということを周知しています。最後にみんなで唱和して仕事に入るということを行っています。それはKYと言われたりします。一人のときも、作業前には、周りを見回して指差し確認をしてかかりますね。

 

ミヤウチ KYとは?。

 

岡部長 最近は「空気を読めない人」の意味のようですが(笑)、私達のような会社では、ずっと以前から、危険予知の事をKYと言っていたんですよ。KYTは危険予知トレーニング、KYKは危険予知活動ですね。それは古くから会社として取り入れていまして、チェック項目も作っています。普段からそれを意識し合いましょうということです。

 

ミヤウチ アナウンスでも「ご安全に」と流れていましたね。

 

岡部長 安全に関して、思いやりを込めてお互いに声を掛け合って注意し合いましょうということですね。現場で働く人たちが一声掛け合ってコミュニケーションを取るという意味でもありますね。

 

ミヤウチ 会社だけではなくて、地域の中でもそのような声かけをしたらよさそうですね。さて、先ほどのお話で、一方井さんのお仕事はそれほど専門性を必要とするお仕事ではないとのことでしたが、性格と言いますか、その人の資質と言いますか、どのような人が向いていると思われますか。

 

一方井さん 慣れるのに時間はかかるかも知れませんが、丁寧な人の方がいいのではないかと思います。特に専門的な技術はいらないのですが、大事なところはやっぱりありますから、雑にやってしまうとトラブルの元になりますからね。今までのところそんな雑な人はいませんでした(笑)。

 

ミヤウチ 岡部長 企業さんにとりましては、アビリティーセンターという派遣会社はどのような存在なのでしょうか。

 

岡部長 そうですね。社員を確保するのに難しいのは、仕事のピークのところに合わせて確保するのか、平均的な仕事量に合わせて確保するのかということですね。ピーク対応で確保しますと、ピーク以外は余剰な人員になってしまいます。それはどんな会社でも難しいところなんですね。一方井さんは請負工事で当社で仕事をされていますが、アビリティーセンターさんからは、別の業務で派遣社員の方が複数働かれています。私共のような会社とアビリティーセンターさんのような会社のお互いのニーズがあって、成り立っているのだと思いますね。働く皆さんが、常に生産性のある仕事を、効率的に行えるよう、人を配置する方法を考えた場合、お互いに相談をしながら、契約して成り立っているということです。それは今や、会社にとって必要な存在になっているんです。

 

過去をうらやむよりも、今できることに向かいたい

ミヤウチ 私もこのシリーズでたくさんの働く方々とお話しさせていただいて改めて知ったことがあるんです。人材派遣会社を通しての働き方を積極的に自分のライフスタイルに取り込んで、生き生きと送っている方がいらっしゃることを知って目から鱗だったんですね。

 

岡部長 というプラス面があるのですが、今、政府の方針としては、働く人の保護という面で有期雇用に規制がかかる方向??でしょうか。企業も働く人も政策の動向を注視しながら、できる対応をしていくことが必要です。

 

アビリティーセンター 大西 制度とニーズがうまくマッチしないところもあって、なかなか難しい時期にきています。働く方にとっても、人材を求める企業様にとってもいい状態となるように、弊社としましてもさらに、努力をしていきたいと思っています。

 

ミヤウチ そんな難しい時期にきているんですね。アビリティーセンターの真価が問われるということですね。一方井さんは正規雇用非正規雇用どちらも体験されていますがどのように感じておられますか。

 

一方井さん 正規雇用、非正規雇用についてはいろいろ考えることもありますよ。確かに、正規雇用の会社を辞めない方がよかったかなと思ったこともありましたね。いったんその場を離れてしまうと、つらい思いをしていたことをちょっと忘れてしまうようなところもあるんですね。ちょっと元気になったときに思うことは参考にならないかもしれないなと思いますね(笑)。だから、「あの時の方が良かったな」と考えるのはやめた方がいいと思っています。それよりも「今この状態をどういう風にやっていくか」を考えるようにしていますね。

 

ミヤウチ そういうことで言えば、今の状態は一番いいと思っておられるのですね。

 

一方井さん 一番いいとはさすがに言い切れませんが、まあ、何とかやれていますし、いい状態かなと思いますね。

 

ミヤウチ 今、言われていましたように、昔のことをぐじゃぐじゃと思っても仕方がないですものね(笑)。

 

一方井さん そうです。そういうことです(笑)。健康や怪我には気を付けて、元気に働いていけたらいいなと思います。

 

ミヤウチ 今日は、一方井さんのように、大きなプラントを支える縁の下の力持ちのお仕事をしておられる方のお話、また、岡部長さんのように、皆さんの働き甲斐を考えながら、生産性の効率化を目指す管理者側のお話、どちらのお話もお聞きすることができて、本当に勉強になりました。どうか、これからも「KYでご安全に」(笑)ご活躍くださいますように。ありがとうございました。

 

category / 四国の働き方図鑑

この記事を書いた人

大西 あおい

大西 あおい

愛媛県出身。ブライダルプランナー、パソコンインストラクターの仕事を経て、地元広告代理店で地域で活躍する方のインタビュー記事に携わり、子育てをしながらクリエイティブを習得。アビリティーセンターへ転職後は、クリエイティブ部門、新卒採用担当を経て、現在は新居浜オフィスのコーディネート担当。総合人材ビジネスの醍醐味を大いに楽しんでいる。

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