【インタビュー】 社会福祉法人 弘善会 特別養護老人ホーム 法寿苑さまにて

多田 ひとみ2018年1月25日 by多田 ひとみ

社会福祉法人 弘善会 特別養護老人ホーム 法寿苑の介護長 高橋 多美様とユニットリーダーの岩中 力様にインタビューしてきました。

 

介護長 高橋 多美様

 

 

 

 

ユニットリーダー 岩中 力様

 

 

 

 

今回、「働く人のインタビュー」に出ていただいた梅西さんですが、2016年4月から弘善会 法寿苑さまにご紹介させていただき、正職員として頑張っておられるご様子とうかがっております。

実務経験を積みながら、昨年 6月からの実務者研修を11月に修了されました。お仕事をしながら課題レポートを提出、通学も公休日を利用、本当に大変だったと思います。

梅西さんのように全くの異業種から福祉の仕事に就かれる方についてうかがいます。

 

 

異業種から転職される方について

 

現在,異業種から転職を希望される方はたくさんいらっしゃるのでしょうか?

 

 

 

以前は本当に多かったです。コンピューター関係の営業とか。でも、最近は本当に少なくなったというか、景気がいいのが影響してると思うのですが、少なくなりました。

 

 

 

異業種からの転職が多かった時期に入職された方は、現在も続けられていますか?

 

 

 

続けていらっしゃる方もいますし、やっぱりちょっと違うと離職なさった方もいらっしゃいます。やはり仕事に対しての責任感というのは企業にいらっしゃった方は厳しさを経験なさってますので考え方は甘くなく、非常に前向きに関わってきたため,お休みすることもないです。ただ、人間関係、そのお年寄りの方とのかかわりで自分が合う合わないという事で離職された方はいらっしゃいます。しかし、異業種から来たということは関係ないようには思うんですよね。

 

お人柄、人間性・・・介護は人間性、私たちの年齢も関係ないんです。男女でもなくて、その人がどれだけその「人」を「人」として、見られるかというところが重要かなと思います。

 

梅西さんも、すごくお人柄がいい。私の父もここでお世話になっているのですが、「昨日はこうでしたよ」とか「咳込みもなかったですよ」とか「笑顔でこうしてくれたんですよ」と報告してくれるんです。私にとって父は家族ですから,とても嬉しいんですよね。だからそういう人としての良い面が、前の職業柄としても出ているのかなと思います。

 

 

施設での人材育成について

 

法寿苑さまでは人材育成の教育体制はどのようにされているのでしょうか?

 

 

 

月1回でリーダー会議というのがあって、私たち介護長、主任、副主任は参加せず、7ユニットのリーダーが自分達でその会議を進めていったらどうかなということを試みています。ユニットには職員もいて、ご利用者様もいて、それぞれ違います。それを一緒にするという事はできないので、一番しんどいのはリーダーだと思います。そのリーダーがどれだけ上手に職員の良いところを伸ばせるか、反対にできてないところをきちんと指導できるか。やっぱり指導が不得手な職員もおりますが,良いところを褒めています。最近,法寿苑では個々の指導に変えました。まずリーダーが話をして,難しいようであれば,主任,介護長,事務長、施設長となります。

 

 

人間関係、職場環境について、ユニットリーダーとして、どういう風に対処されていますか?

 

 

 

例えば、個々にはレベルがあって、仕事ができる人と、仕事ができない人とあります。まずどこに基準を持っていくかというと、仕事ができない人ができるようにしていかなければならないので、できるだけ仕事ができない人が「しやすい」環境を作ってあげようと思っています。例えば、手伝える環境を作ってあげたり、一緒にできるような環境を作ってあげたり、というのをまず自分の中で考えて、みんなに周知してやっていこうかと考えお話します。

 

 

ユニットでマニュアルなどは作られていますか?

 

 

 

マニュアルはあえて作っていないですね。その日、その日利用者さんが変わるので、基本的な事は決まってますけど、やっぱりその日その日、その都度で変わっていくので、そういうことをちゃんと教えていった方がいいのかなと思っています。同じ対応ばかりではいけないということを。

 

 

福祉の仕事に就こうと思ったきっかけは…

 

失礼なことをお伺いしますが、ユニットリーダーは、全く違う業界からの転職ですか?それとも福祉大学とかですか?

 

 

 

高校を卒業して、服屋で働いて、4年生大学行ってから入ってきました。

 

 

 

(ユニットリーダーは)専門学校も出てるんです。両方出てるんですよ。

 

 

 

福祉の大学を出てから来ています。

 

 

 

服屋さんのイメージがすごくありますね。

 

 

 

(ユニットリーダーは)すごくファッショナブルですよ。

 

 

 

福祉の仕事に進もうと思われたきっかけというのは覚えてらっしゃいますか?

 

 

自分の祖父母の調子が悪くなったのが一番のきっかけですかね。

もし介護の専門知識があれば役に立てるのかなと思って・・・。すぐに施設に入っても,たぶん通用しないかなと思ったので、専門学校に行きました。そしてもっと勉強したいと思い大学出てから入社しました。

最初は気持ち的には何となく・・・役に立てればって思ってました。

 

 

どんなところが変わってきましたか?

 

 

 

 

自分が入社した時には同期がたくさんいました。やっぱり悩みとか相談とかお互いに言える環境だったんですよ。それが一番大きかったです。

 

 

 

やはり問題や悩みを共有して,よりベターな方向に考えていける仲間がいるのは,非常に大事なことですね。

 

 

 生きがいや感謝の気持ちを抱きながら

お仕事を探している方に、介護の仕事に飛び込むきっかけ作りをどのように話すとよいでしょうか?

 

 

 

しんどいっていうイメージが、確かに夜勤もあって、不規則で土日がない。そういうところ、お給料もそんなにはよくないけれど、そこまで悪いとは思わないんです。しかしやっぱりある程度はボランティア的な気持ちがないと飛び込んでくるにあたっては必要なのかなとは思います。施設実習でそのまま現実を見ていただくので、あぁ、こんな感じだったらっていうのを体験してもらうのが一番。どんな文章を読むよりも何するよりもそれが一番かなと思います。

 

自分ではできないと思っておられる方に一度見に来て頂きたい。昔の暗いイメージを持っている方でも、来たら、「わ~、こんなにみんな、ご利用者さん笑ってて…」みたいなことを言ってくださるので、そういうイメージ、自分の中の思っているイメージを変えていただいて、飛び込んで、あと、私たちの(ご利用者さんとの)関わりを見ていただいたら・・・。私たちも本当に作り笑顔でしているわけじゃないし、その自然体でね、こう本当に人間関係がうまく成立してるんですよね。

 

仕事ではあるんですが、このお仕事の中に自分の生きがいだったり感謝だったり、それと親の介護って絶対について回るんです。私もそうですが、自分の技術で、初めて親孝行ができているという感謝。施設に預けて、半分はそこのお世話になって、残り半分は自宅で介護ができる。ゆくゆく、自分の心の安らぎにもなるんですよ。

 

社会福祉法人 弘善会:http://www.kouzenkai.jp/

 

本日は,お時間を頂戴しまして誠にありがとうございます。

 

 

category / 働く人にインタビュー

この記事を書いた人

多田 ひとみ

多田 ひとみ

アビリティーセンター株式会社 高松オフィス所属。家族のリハビリを経験して福祉業界に深く興味を持ち、2012年アビリティーセンター主催の介護雇用プログラム説明会に参加したのを機に、介護専任キャリアアドバイザーに。介護福祉士実務者研修,介護職員初任者研修,介護福祉士国家試験対策講座,介護支援専門員受験対策講座,認知症研修,介護福祉施設見学会、介護実技体験会、福祉車両体験ツアー、現役介護職員座談会、介護食調理実習などの企画・運営,優良施設の人材需要に対し,人材紹介,派遣を行う。

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