やりたい仕事ができるか、働きやすい環境かを重視し、無期雇用派遣へ

2022年1月21日 byアビリティー・センター

 

登録時に感じた安心感。安心と信用が仕事選びのポイント

アビリティーセンター大西(以下、大西):本日は、よろしくお願いします!

最初に、宮城さんがアビリティーセンターで就業されるまでのお仕事についてお聞きしたいと思います。

そもそも、大学時代は農業を学ばれていたんですよね?修士課程まで進まれていて。

 

宮城さん:はい、農学をやってましたね。その後、6年ほどは畜産関係の仕事に携わっていました。

 

大西:アビリティーセンターにご登録いただいた時は、どんな状況だったんでしょう?

 

宮城さん:仕事に就いていない状態でした。

畜産の仕事の後、12年間くらい半導体関係の会社で働いていたんですが、リストラに遭ってしまい……。その後、半年間は全く違う業種で働いていました。

 

大西:全く違う、と言いますと?

 

宮城さん:工芸的な家具を作る仕事です。ハローワークで職探しをしていたときに見つけて、自宅近くだったこともあり、何となく就職したんですが……。

 

大西:なぜ、退職されてしまったのでしょう…?

 

宮城さん:就業前の説明では、家具の製造や修理・修繕のみ、と聞いていたんです。

でも、いざ蓋を開けてみれば、営業したりお客様への支払いに出向いたり……。

聞いていたこととは違う仕事を任されるようになって、不信感を持ち、退職を決めました。

 

大西:その後、アビリティーセンターにご登録いただいたんでしょうか?

 

宮城さん:いえ、その後1ヶ月だけ、二交代制の仕事をしていました。

しかし、非常にブラックで、これでは体が付いていかないなと思いました。

また、教育体制も形骸化していて、ちょっと教えただけで「はい、やってみて」という感じで……。

安全面にも不安がありましたね。

 

大西:紆余曲折があったんですね。その後、当社で登録されようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

 

宮城さん:新聞で、求人の集合広告を見たんです。

アビリティセンターさんが出されていた求人で、働く時間がきちんと決まっていて、土日も休みが取れるという仕事を見つけました。

その条件なら、妻とも休日が合わせられるのでいいなと思い、お電話しました。

 

大西:最初にお電話いただいたとき、不安はありませんでしたか?

 

宮城さん:特に不安は感じませんでした。

それに、実際に面談してみると、担当者の方の対応やオフィスの雰囲気など、すごく安心感がありました。

 

大西:お話を聞いていると、宮城さんの中で「安心できる」「信用できる」という点が、仕事選びのポイントなのかなと思いました。

 

宮城さん:そこはすごく大事だと思いますね!

 

 

労働時間、人間関係、働く環境。「働きやすさ」で無期雇用派遣へ

大西:現在就業されているお仕事について教えてください。

アビリティーセンターからの派遣で就業いただいていますが、実際に働いてみてどうでしたか?

 

宮城さん:それまで働いてきた業種とは全く違う仕事だったので、知らないことだらけでした。

でも、きちんと教育してもらえたり、安全面についても配慮されていたりしたので、「やはり大手企業は違うな」と思いました(笑)

就業して1ヶ月くらいは、仕事を見学しながら丁寧に作業内容を教えてもらえます。

3ヶ月くらい経ってやっと、モノに触らせてもらえると、いう指導方針です。

 

大西:具体的には、どんなお仕事なんですか?

 

宮城さん:自動車用の電池や、リチウムイオン電池の材料の製造です。

電池の中身の、粉体を作っています。硝石から前駆体という粉を作り、そこにリチウムを混ぜて焼き、その粉体の抵抗や電圧を測ったりしています。

 

大西:なるほど!きっと完全防備でお仕事されるんだと思いますが、夏場は暑いのでは(笑)

 

宮城さん:はい。作業着を着て安全靴を履き、ゴーグルやヘルメットを着用。さらには、防塵マスクまで着けています。

おっしゃる通り、夏場はすごくキツいです(笑)

ただ、会社からは「熱中症に気をつけなさい」といつも言われていて、皆10分おきに休んで水分を摂っています。

休憩室もあり、水分補給用のドリンクまで用意されています。

 

大西:働く人に配慮されているんですね。

 

宮城さん:はい。あと、周りの方も、本当にいい人が多いんです。

 

大西:宮城さんが就業されている企業様は、新卒採用でもしっかりと人柄を見られているので、きっとそれが働く環境にも影響しているのかな、と思います。

今は何人くらいの方とお仕事されているんですか?

 

宮城さん:私が属しているグループは、9名だったと思います。

会社全体で見ると、私が仕事をスタートした6年前からかなり人数が増えていますね。

一緒に働いている人は、一番若い方で10代、あとは20〜40代まで幅広い年齢層の方がいます。

 

大西:もう6年も就業されているんですね!働き続けられる理由は、どこにあるんでしょうか?

 

宮城さん:もう古株になってしまって「ずっといる人みたいだね」と言われます(笑)

続けられる理由は、やはり働きやすさだと思います。

お話したように、労働時間や人もそうですが、オンとオフのメリハリもちゃんとあって。

皆、仕事するときはキッチリするし、休むときは休む……。そういうことが、普通にできる環境なんです。

 

大西:素晴らしい環境ですね!

 

宮城さん:あと、うまく言えませんが、大学のゼミみたいな…僕には、とてもマッチした環境だなと思っています。

若手社員の方に、仕事についての愚痴や相談をされることもありますよ(笑)

 

大西:宮城さんは仕事の経験も豊富ですし、人生の先輩として相談したいと思われるのかも!

6年ということは、無期雇用派遣だと思います。

「無期雇用」のお話があったときは、どう思われましたか?

 

宮城さん:すぐに無期雇用に切り替えてもらおうと思いました!

お話したように働きやすい環境でしたし、僕ももう年齢的にこれから他に就職先を探すのも難しいかなと思ったので。

 

大西:長く働くことで、待遇面の変化はありましたか?業務レベルも上がっていると思います。

 

宮城さん:はい、年々少しずつ給与を上げていただいています。

「同一労働同一賃金」の法改正もあり、元々ボーナスは支給されていませんでしたが、それを含めるような形の給与にしていただいています。

 

 

「派遣」に抵抗無し。やりたい仕事ができるか、労働環境が整っているかを重視

大西:「派遣社員」というと、特に男性には敬遠されがちだと思っているんですが……。抵抗はありませんでしたか?

 

宮城さん:最初は正直「どうせ派遣だし…」っていう思いはありましたね。

でも最近は、「同一労働同一賃金」の法改正もあり、正社員と派遣社員の扱いが同等になってきているので、その思いは無くなりました。

「派遣」という言葉自体に抵抗があるのかな……。

 

大西:あまりイメージの良くない言葉になってしまった時期もありました。

あと、派遣=女性という印象も根強いのかな、と思っていますかいかがでしょうか?

 

宮城さん:「女性」というイメージは、無かったですね。

求人広告で、正社員と派遣社員がひと並びに掲載されていたとしても、条件面が良ければ派遣でも選ばれると思います。

あと、一番大切なのは、実際に登録に行ったときに安心感を得られるかどうかだと思います。

 

大西:やはり「安心感」が大切ですよね。

例えば、宮城さんの周りで転職しようとしている方が「条件はいいけど、派遣なんだよね…」と悩んでいるとします。

そのとき、どうアドバイスされますか?

 

宮城さん:就業形態にこだわらず、興味があって、楽しく仕事ができるかどうかが大事だと思います。

そうしないと、仕事自体が続けられません。

 

大西:それが実現できれば、精神的にも安定しますよね。

 

宮城さん:あとは、労働環境ですね。

僕の場合は、休みたい時に休暇を取れたり、突然休まなければいけなくなっても、臨機応変に対応してもらえたり……。ありがたいです。

 

大西:派遣社員は、雇用される側が守られる法律がしっかりしていますよね。

宮城さんが働かれている企業様は、福利厚生も整っています。

 

宮城さん:最近、全くの異業種から転職して来られた方がいて。

前職では土日も休みなく働き、家にもほとんど帰れないという状態だったそうです。

今は「ここ、天国だよね」と言ってます(笑)

奥様もすごく喜ばれているそうで、本当に「働き方」って重要だなと感じたエピソードです。

 

大西:安心・安全な状態で仕事ができるって、本当に貴重ですよね。

それでは最後に、宮城さんの今後の働き方のビジョンを教えてください!

 

宮城さん:僕は、今の状況にすごく満足しているんです。

なので、今の仕事を継続していきたいなと思っています。

 

大西:これからも、宮城さんのご活躍に期待しております。

本日は、ありがとうございました!

category / 四国の働き方図鑑

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