ストレスチェックプログラムへの疑問点
2016年2月25日 by藤原 勉
厚生労働省の実施プログラムはじめ、多くのストレスチェックプログラムは
「同じチェック箇所のシートは、常に同じ分析結果、アドバイス」
になります。
今、このことに疑問を感じています。例えば次のような例です。
異なる状況で同じアドバイスが有効か
「同部署の社員AさんとBさんがストレスチェックシートの同じ箇所にチェックをしました。
Aさんは、常に新規事業に取り組んでいる社員で、Bさんは、ルーティンワークが主業務です。」
2人を取り巻く状況は異なっています。
チェック箇所が同じだからといって、同じ分析結果、アドバイスで良いのだろうか・・・。
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おそらく、Bさんに役立つアドバイスはAさんは取り入れず、逆もまたしかりでしょう。
AさんとBさんでは、ストレスに対する対応力が異なるからです。
Aさんは自ら目標を立て、ストレスを感じながらも新しいことにチャレンジし、常に成果を出し続けます。ストレスの先に達成感があることを経験しています。
ならば、ストレスに対してどのように向き合い、解決していくべきか、自己の対処スキルをレベルアップさせるアドバイスが効果的でしょう。
Bさんには本人へのストレス解消法だけでなく、上司への相談方法もアドバイスすべきかもしれません。
このように個々の状況に合わせた対応が必要であると考えます。
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