自分に合ったスタイルでダブルワークを始めた女性(2/2)

2017年5月23日 byアビリティー・センター

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2つの仕事をすることで相乗効果が

ミヤウチ お花のお仕事と、あかがねのお仕事の両立は大変ではないですか。

 

河野さん 相乗効果だと感じています。あかがねのお仕事で、社会と関わる時間をもてるようになって活力を与えてもらっています。お客さまと接することで、皆さんのニーズも感じ取ることができますし、それがお花の商品作りにも役立っています。今は、私にとってはどちらも欠けてはならないお仕事ですね。

 

ミヤウチ とてもいいバランスで取り組んでおられるのですね。何か、困ったことはなかったですか。

 

河野さん 仕事で困ったことなどはアビリティーセンターの担当者が真剣に聞いてくださって一緒に解決できるように支えてくださるんです。

 

ミヤウチ 大げさに言うと、一人ぼっちで新しい職場におもむくわけですから、応援団が控えていてくれるのは心強いですね。お仕事において課題はありますか。

 

河野さん シンプルな仕事なので、もう少しやれる事があるのではないかと思うのですが、今の自分の働き方ではそれはできないからと、あきらめたり迷ったりすることはありますね。成果が即数字に表れるお仕事ではないのですが、やっぱり、ちょっと褒められたいですし(笑)、自分でもやりきった感がほしいかなとは思います。

 

 

 

一緒に働くスタッフへの配慮

ミヤウチ 現在、受付のリーダーをしておられるということで、同僚の皆さんからの信頼も厚いようですが、配慮しておられることはありますか。

 

河野さん 自分だけでなく、スタッフ全員のスキルを、楽しく上げていけたらなと思っています。受付はやっぱり表情が大事なので、リラックスして笑顔でお客様をお迎えすることができるような職場にしていきたいと思っています。スタッフそれぞれに、経験やスキルや仕事への意識も違いますので、スキルアップのために無理をするとストレスになります。できるだけソフトに楽しくできるように心がけています。

 

 

 

自分に合ったスタイルで

ミヤウチ 河野さんはお若く見えますが、40代半ばでいらっしゃるんですね(笑)。

 

河野さん そうなんです。私達の年齢になってくると両親も高齢になってきますし、自分の体の事などで心配事も出てきます。収入のことを考えますと、企業にフルタイムで勤める方が勿論良いのでしょうが、いろいろな条件を考えると、やはりそれは選べなかったですね。

 

ミヤウチ 自分や家族の状況に合わせて一番無理のない道を選択していくしかないですね。

 

河野さん 私は、妊活をしていたこともあって、10年近く基本的には専業主婦でした。できればビジネスマナーインストラクターとしてやっていければとチャレンジもしたのですが、お仕事の入った日に限って子供が熱を出したりするんです。穴を空けられない仕事は私の環境では無理がありました。それで自分の暮らしに合わせて選んできたのが今のスタイルですね。

 

ミヤウチ 河野さんの個性を生かしたライフスタイルに、ぴったりのお仕事に出会われましたね。プリザーブドフラワーのお仕事の目標はありますか。

 

河野さん 忙しい女性にこそ、お花に触れてリラックスして楽しんでいただきたいですね。それから、小中学生の女の子に、マナー講習を含めながら体験していただけるようなお花のワークショップもしていきたいと考えています。

 

ミヤウチ 夢は広がりますね。

 

河野さん 実現できればいいのですが(笑)。

 

ミヤウチ とかく女性は、夢を持ったり目標に向かったりすることを諦めていることがありますからね。河野さんのように未来に向けてイメージを広げられる女性はキラキラしています。

 

河野さん ありがとうございます。頑張ります。

 

ミヤウチ 子育てを第一に考える素敵なママ・河野さんは、シフト制のお勤めをうまく自分のペースに取り入れておられますね。お花のお仕事とのバランスを取って、どちらも楽しみながら進めておられることが良く分かりました。これまで身に付けたスキルを生かしながら、これからのビジョンもしっかりと描いておられます。かといって、強く突き進むのではなく、持ち前の柔らかな物腰と笑顔で、周りの方々ともいい関係を築いておられるようです。ワークウーマンハンター・ミヤウチカナエ、河野さんの笑顔と夢に向かっていく姿勢に、エネルギーチャージさせていただきました。河野清美さんありがとうございました。

category / 四国の働き方図鑑

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