生まれ育った町にUターン!地元でぴったりの職場を見つけ、正社員を目指す!

2022年2月4日 byアビリティー・センター

内定を蹴って新居浜にUターン!業務内容に惹かれ派遣登録

アビリティーセンター大西(以下、大西):本日は、よろしくお願いします!

最初に、アビリティーセンターに登録しようと思ったきっかけについて教えてください。

 

Kさん:きっかけは、折り込み広告を見たことですね。

我が家では最初に新聞を読むのが父なんですが、当時は僕が就活していたこともあって、求人系の広告が入ったらすぐに教えてくれていました。

 

大西:そうだったんですね!

登録していただいたのが、大学を卒業された年の10月だったと思います。

それまでも、就職活動はされていたんですか?

 

Kさん:はい。

僕は静岡県の大学に通っていたんですが、関東地方で就活をして、いくつか内定もいただいていました。

でも、やはり「地元に戻りたい!」という気持ちが強く、内定をお断りして新居浜に帰ってきたんです。

若い世代って、高校を卒業したら都会への憧れを持って県外に出て行ってしまう人が多いんですよね。

僕も静岡に出ましたが、新居浜には生まれ育った町としての愛着もあるし、町がコンパクトにまとまっていて、住みやすい。だから、戻りたいなと。

 

大西:確かに、新居浜は暮らすのに「ちょうどいい町」ですよね(笑)

では、Kさんが新居浜での就職活動をスタートしたのは、大学を卒業してからということですか?

 

Kさん:はい。

実は、大学時代から公務員試験の勉強をしていたんですが、新居浜に戻ってきてからは、第一志望として公務員を目指しました。

それと並行して、新居浜での就職活動もスタート。

企業説明会などに参加したりしました。2社くらいは受験したかな…。

 

大西:その後、10月にアビリティーセンターにご登録いただくわけですが、そのときはどんな状況でしたか?

 

Kさん:公務員試験もうまくいかず、企業の内定もいただけていませんでしたね…。

 

大西:そうだったんですね。

実際に登録に来られてみて、どうでしたか?

不安などは、ありませんでしたか?

 

Kさん:「派遣会社」というものが初めてで知識も無かったので、不安もありませんでした。

登録するときには、こちらの欲しいと思っている情報はきちんといただけたので、むしろ安心できましたね。

 

大西:ちなみに、他の派遣会社さんも検討されたんでしょうか?

 

Kさん:いえ、派遣会社さんよりも仕事内容で選んでいたので…。

派遣の求人広告って、社名が伏せられていることも多いんですが、地元に住んでいると「業務内容」「●●駅から徒歩●分」とかで、大体「あ、あの会社だな」と分かってしまいます(笑)

それで推測して、ピックアップしていました。

 

 

「ここで頑張ってみよう!」見学で感じた安心感で即決

大西:最初から、現在の就業している企業さんの分析業務のお仕事にお問い合わせをいただいていました。

分析業務は、簡単に言うと大きな理科室で試験管やビーカーなどを使って実験するようなお仕事ですよね。

なかなか、一般の方には想像がつきにくいお仕事かと思います。

こちらに興味を持たれたのは、なぜですか?

 

Kさん:実は父が、関連会社で分析の仕事をしていたので、業務内容は何となく分かっていました。

ただ、想像はつくけれど、やったこともなく未知の領域が多い。

だから、惹かれたということもあるかも知れません。

思い返してみると、高校では科学部で日々実験したりしていたので、もともと分析などの素養もあったんですよね(笑)

 

大西:なるほど!

それと、コツコツと進めるスタイルのお仕事、というところも魅力でしょうか?

 

Kさん:それもありますね。僕には、向いているなと思いました。

 

大西:その後、職場見学に行かれ、すぐに「就業します」とお返事をいただきました。

決め手は何でしたか?

 

Kさん:まず見学のときに、作業服、保護メガネ、部屋割など、どこを見ても安全対策が徹底していて、安心感を感じました。

それと、見学後に食堂で昼食を食べていたら、職員の方が気さくに話しかけてくれたんです。

女性の多い職場なので、男性が珍しかったのかな(笑)

親しみやすい職場だな、と思いました。

それで「ここで、頑張ってみよう」と決めたんです。

 

大西:職場の雰囲気もすごく大切なポイントですよね。

ちなみに、就業が決まったとき、分析業務の経験者でもあるお父さんはどんな反応をされていましたか?

 

Kさん:「分析なら、教えられることもあるな」という感じでしたね。

内心、嬉しかったんじゃないかな(笑)

そもそも祖父も、僕が現在就業している企業さんのルーツである会社で働いていたんです。

曽祖父の家も、その会社があった村にあったりして…。

だから、小さい頃から歴史を感じて育ちました。

いま考えると、今の企業に決めたのも、幼い頃から慣れ親しんでいたから、というのも大きいかもしれないです。

僕にはぴったりの仕事だったと思います!

 

大西:関わりの深い企業で働けるって素敵ですね!

お仕事を探すときは「分析業務」に絞っていたんですか?

 

Kさん:いえ、仕事内容は絞っていませんでした。

大学では情報処理を学んでいたので、その方面の仕事を探したりもしていました。

 

 

自分にしかできない仕事で、会社に貢献したい!業務の幅を広げるため努力

大西:実際に働いてみて、いかがでしたか?

現在就業している企業さん分析の仕事は、「覚えることも多くて大変だ」とおっしゃる方も多い印象なのですが…。

 

Kさん:僕は、辛いとか苦しいはまったく無かったですね。

確かに覚えることは多いですが、一度「頑張ろう」と決めたことなので、「全部覚えてやる!」という気概でやってました(笑)

 

大西:素晴らしいです。

Kさんが特にお仕事で力を入れていることはありますか?

 

Kさん:今は、他の人より多くの装置の操作方法を覚えるとか、「自分にしかできない仕事」が無いかを探しています。

ちょっとでも、会社に貢献したい!という気持ちが強いですね。

 

大西:具体的な目標があるんでしょうか?

 

Kさん:いま僕が扱っているものとは違う分析方法の装置の操作方法を、まず習得したいです。

現在は、不純物が入っているかどうかの分析業務で、「質量」を使って計測しています。

もう一つの装置は「光の屈折」で測るもの。そちらを覚えたいなと思っています。

 

大西:志が高いですね!現在のお仕事は面白いですか?

 

Kさん:はい!仕事は面白いし、本当に奥が深いなと。

ひとつの業務を覚えて「これで完璧だ!」と思っていても、実は全然完璧ではなかったり…。

例えば、分析の数値がうまく決まらないとき、その原因を特定するのがすごく難しいんです。

でも逆に、それを探究できるところに、面白さと感じますね。

あと、業務の幅が広がり、できることが増えることがすごく楽しいです!

 

大西:残業はあったりするんでしょうか?

 

Kさん:たまにあります。

でも、多くても月に2時間以内。

基本的に、定時で帰れます。

 

大西:それは働きやすい環境ですね!

ちなみに、お休みの日は、何をされているんですか?

 

Kさん:新居浜市に、別子銅山の鉱山鉄道跡をそのまま使っている「別子鉱山鉄道下部鉄道跡サイクリングコース」があります。

そこを、自転車で走ったりしています。

駅舎も残っていて、面白いんですよね。

ただ、最近は車を手に入れて、自転車には乗らなくなってしまいました(笑)

 

 

目指すは正社員!友人にも勧めたい「派遣」からのスタート

大西:派遣という働き方について「抵抗がある」とおっしゃる男性が時々いらっしゃいます。

Kさんは、抵抗感はありませんでしたか?

 

Kさん:僕は無かったですね。

大手企業で働けるし、分析の仕事もできるし、むしろプラスに捉えていました。

 

大西:嬉しいです。

もしお友達から「求人でいい仕事見つけたけど、派遣だから不安」と言われたら、どのようにアドバイスしますか?

 

Kさん:派遣での働き方について、僕の知っていることはすべて話します。

実は、大学時代の友人が東京で働いていますが、低賃金・重労働で本当に苦労していて…。

そういう友人には、既に「こういう働き方もあるよ」と話をしています。

僕は本当に現状に満足しているので、友達にも自信を持って勧められます。

地元の友達は皆県外へ行ってしまったけど、戻ってきたら紹介したいと思っています。

 

大西:就業するまでや就業中、アビリティーセンターのサービスで、良いと感じたのはどんな点ですか?

 

Kさん:アビリティーセンターさんのお陰で今があるので、すべてにおいて本当に感謝しています!

派遣の更新手続きのときに、派遣元と定期的に面談がありますよね。

どなたとお話しても、安心感を持てます。

あと、面談は自分自身の振り返りにもなるので、助かっています。

ただ、いつも「困ったことはありませんか?」と聞かれるけど、ストレスが無いので相談することがありません(笑)

 

大西:すごく嬉しいお言葉です。

ちなみに、「派遣で働く」ということについて、親御さんからの抵抗はありませんでしたか?

 

Kさん:抵抗はありませんでしたし、むしろ両親から「派遣会社はどうか」と勧めてもらったので(笑)

父や姉が何度か転職していることもあり、割と働き方に多様性がある環境だったからかな、と思います。

 

大西:現在の就業している企業さんは、3年間の派遣就業中に正社員の登用試験を受けられる数少ない企業です。

そこは、目指されていますか?

 

Kさん:そうですね。

僕に合っている職場だと思いますし、2年間働き続けられたのは、一緒に働く「人」や働く環境が良かったからだと思います。

就業当初は、正社員登用試験はまだまだ先のことだと思っていましたが、だんだんと「正社員として、頑張りたい」という気持ちが高まってきています!

 

大西:就業から2年が経過して、成功体験を語っていただけるなんて本当に嬉しいです!

ぴったり合う就業先に出会えて、何よりです。長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました!

category / 四国の働き方図鑑

TOPへ戻る