大勢のエンジニアや営業マンの中で働く二人(2/2)

2016年11月24日 byアビリティー・センター

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派遣期間終了後、直接雇用に

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ミヤウチ  石川さんは、派遣期間が終わってから、今は、こちらの会社で直接雇用になって社員として働いておられますね。社員としての雇用は最初から目指しておられたのですか。
石川さん そうですね。最初の私の希望としまして、社員になれるという条件で相談していましたのたので。1番の希望は職場を変えずに長く働くということでした。最初は営業事務は自分には合わないと思いながら、働いていたんですが、働くうちに、自分のスキルアップにつながっていると思えるようになったんです。自分の目標としていた「自分を成長させること」が、こちらでの仕事の中で自分がレベルアップしたことを実感できたんです。4年経った今でも、良い仕事がしたいと思っていますので、この目標がある限りは長く続けたいと考えていますので、社員になれて良かったと思います。
ミヤウチ  こちらの会社の人事の担当の方や支店長さんともそのようなお話はされたのですか。
石川さん その希望はお話ししていました。アビリティーセンターからもお世話して頂きました。2年前の事ですね。
ミヤウチ  今は社員となって働いておられるのですが派遣の時と変わったことはありますか。
石川さん 派遣の時は、外部から来て働かせてもらっているという意識が強かったので、どうしても、困った時など、誰に聞いたらいいんだろうかとか、片上さんを通すべきなのだろうかとか、そういう迷いがあったのですが、社員になってからは上司や同僚に相談しやすくなりました。それが1番大きいです。
ミヤウチ  これからも、できるだけ長くお勤めしたいと思っておられるのですね。
石川さん はい、今の所は(笑)。

 

誰かの役に立つことが生きがいに

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ミヤウチ  そうですね、人生何があるかわかりませんからね(笑)。秦さんはこれからの事について考えている事はありますか。
秦さん  ゆくゆくは家庭を持つと思うんですけれど、そうなっても仕事はしていたいなと思っています。どちらかと言うと私は、学生の頃から、人と話すことより、縁の下の力持ちとして何かをするのが好きでした。人の役に立つことがしたいなと思ってきたんです。事務職を選んだのもそんな仕事だと思ったからです。だから、何年経っても誰かの役に立つことをしていたいと思います。今は、私の場合、外に出る10人程の男性社員の仕事に関わっているのですが、ありがとうって言ってもらうことが多いんです。どんなにしんどくても、最後に感謝されるというところに、私は生きがいを感じています。それで、仕事はずっと続けていきたいと思っています。

 

女性目線を生かしたきめ細かい仕事

ミヤウチ  今までのお話を聞いていて、お二人の仕事に対する誠実な姿勢を感じています。男性が多い職場にあって、きめ細かな女性目線を生かす場面も多いのではないかと思いますが。そのあたりはいかがですか。
秦さん  男性が多いので、細々した仕事や女性ならではの事をしてほしいという要望あると思うんです。みんなが手間がかかるだろうなと思ったことを気づいて率先してするようにしています。私の所に返ってくる書類は現場からの持ち込みということもあり、整っていないんです。それで、担当の社員さんに返す時には、私がチェックした所が分かりやすいように付箋を付けたりして見やくなるように気を付けています。

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ミヤウチ  皆さん、それを見て「ああ助かるなあ」と思っておられるでしょうね。
秦さん  だと良いですね(笑)。皆さんが会社に帰るのが私が退社した後の事も多いんです。それで、書類と一緒に置いておくメモがその人とのやり取りになるんです。それで、必ず「お疲れ様です」などねぎらいの言葉を入れるようにしています。
ミヤウチ  素敵な心配りですね。石川さんは営業事務と言う事でまた違った心配りがあるのではないかと思いますがいかがですか。
石川さん そうですね。私の場合は営業さんを担当させていただいていますので、営業さんのサポートが中心です。営業さんは皆さんそれぞれにスタイルがあって、仕事のやり方が違うので、どちらかと言うと、気を利かせるというより、営業さんが「こう言う風にサポートしてほしい」という希望に沿うように考えて仕事をしてきました。営業さんと同じような知識はないので限界もあるのですが、その中でも、やれるだけのことをやりましたという仕事で応えた時にはありがとうと言ってもらえますね。

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ミヤウチ  それぞれの営業さんの仕事のスタイルを察するというのは大変難しいと思いますが、それは経験を積むと分かってくるのですか。
石川さん そうですね。経験と、後は会話ですね。それぞれの方にはそれぞれ個性がありますので、私が同じやり方をしていたのではうまくいかないんです。タイミングもありますし・・・
ミヤウチ  なるほど、コミュニケーションとタイミング、営業の方は石川さんの絶妙のサポートで仕事をされているのですね。
石川さん いやいや、そんな・・・、でも、それがうまくいった時は嬉しいですね。

 

自らの成長を楽しみながら・・・

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ミヤウチ  先程、スキルアップして自分を成長させたいと言っておられましたが、そんな考え方はいつごろから持っておられたのですか。
石川さん この会社に入ってからですね。前職は、簡単な入力だけで誰でもできるお仕事だったんで、こちらに入ってすぐ壁に当たったんです。その時、片上さんからアドバイスをもらって「ここを乗り越えたら一段成長できるんだ」と思ったんです。何か目標を持ってやるという事は大人になってからはなかなかないので、これからもがんばっていきたいなと思っています。
ミヤウチ  お話を伺っていますと、お二人とも、お仕事をする事が単に収入を得るだけではなくて、生きがいや喜びを感じて人生そのものを豊かにしておられるなあと感激しました。
アビ片上  こちらの会社をそれぞれお二人にご紹介した時、就業が始まった頃を思い返しました。初めてのことを色々乗り越えられてこられたのだなあ、と微力ながらですがサポートさせて頂く立場としまして、大変感慨深く、スタッフさんのいきいき働く姿が私たちの活力となっています。それと同時に、派遣先様の皆さまにも感謝の気持ちでいっぱいです。

ミヤウチ  今日はお話し下さいまして、本当にありがとうございました。

category / 四国の働き方図鑑

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