結婚・出産・夫の転勤 ブランクを乗り越え仕事復帰
2018年9月21日 byアビリティー・センター
ミヤウチ
アビリティーセンターの紹介で市役所の受付のお仕事をしていらしゃいます青野祐三子さんにお話を伺います。よろしくお願いします。
青野さん
こちらこそよろしくお願いします。
アビリティーセンターに登録した経緯は?
ミヤウチ
青野さんがアビリティーセンターに登録されてから、これまでのことをお聞かせくださいますか。
青野さん
独身時代はある会社の営業の仕事をしていました。
そこを退社して、アビリティーセンターの紹介で松山市役所の受付のお仕事をさせていただいたんです。
それが9年前ですね。結婚して、主人の転勤で3年ほど関東に移り住みました。
向こうでは、専業主婦でした。4年前に松山に帰ってきまして、この仕事に復帰してます。
ミヤウチ
こちらに帰ってすぐにお仕事に復帰されたそうですね。
青野さん
そうなんです。
以前担当していただいてたアビリティーの伊藤さんから「松山に帰ったら仕事に復帰しませんか」とお電話をいただいたんです。
結婚後も、伊藤さんから「最近どうしておられますか」ってお電話いただいたり、帰省した時にたまたま高島屋でばったり会ったりしていたものですから(笑)。
ミヤウチ
そうなんですね。その電話で働いてみようかと・・・
青野さん
はい、なんだかわくわくしましたね(笑)。
以前働いていた職場ですし、アビリティーを信頼していましたし。
ブランクがあると、仕事復帰するのは結構ハードルが高いですよね。
でも、伊藤さんが密に電話をしてくださってサポートしてくださったので、不安はなかったですね。
家族の協力もあり仕事復帰。仕事にやりがいを感じている
ミヤウチ
現在は、どんなお仕事をしておられるのですか。
青野さん
松山市役所の総合案内所で受付業務全般をしています。来られた方が笑顔になっていただくと、接客のやりがいを感じますね。
ミヤウチ
どんな時間帯で働いておられるのですか。
青野さん
私は週3回、午前もしくは午後勤務しています。
仕事復帰を考えたとき、子どもが3歳でしたから、最初は迷ったのですが、せっかくの仕事復帰のきっかけを生かしたかったんです。
それで、子どもと家庭を優先して、自分のペースでできる仕事をしようとアビリティーさんに相談しました。しっかりフォローしてくださったので不安はなかったですね。
ミヤウチ
ご主人は仕事をしたいと言ったときにどのような反応でしたか。
青野さん
「家の事をできるんだったらいいよ」ということでした。
でも、私が仕事を始めてから、家事に協力的になりました。お互い乗り越えないといけないこともありましたが、今は本当に感謝しています。
ミヤウチ
それは素晴らしいですね。
それは、ご主人のためにもいいことだったかも。私たちリタイヤ年代になると、家の中のことが何にもできないでいろいろと大変な夫婦も多いんですよ(笑)。
青野さん
そんな話も聞きますね。
うちは、私が仕事を始めたらずいぶん変わってくれたので、私がにこにこしていられます(笑)。
ミヤウチ
素敵。子どもさんの反応はどうでしたか。
青野さん
まだ小さかったので、私のペースを当たり前だと思っていたのか、幼稚園にもすぐ慣れて元気に通っていました。小学生くらいですと親子とももっとしんどかったかもしれないですね。
ミヤウチ
小学生だと、宿題を見たり忘れ物に気を付けたり、いろいろ気になることが多かったかもしれないですね。
青野さん
小さな幼稚園でしたので先生方の目も届いて親切に対応してくださって、安心して通わせることができました。
子どもは、市役所の前を通ったら「ここ、ママが働いているところだよね」ってうれしそうに言ってくれます。
ミヤウチ
この先も仕事には続けていこうと考えておられますか。
青野さん
今の受付の仕事も契約期間がきますが、そのときはまた、アビリティーに紹介していただいて、内勤の仕事ができたらいいなと思っています。
ミヤウチ
今は、女性も外で働くことが当たり前だという感覚になってきましたね。
青野さん
そうですね。昔と比べて、食洗器やルンバなどの掃除機や時短テクが進んで、家事に時間がかからなくなってきたのかもしれないですね。
私は仕事復帰したこの数年で、時間の使い方を工夫をできるようになってきたと思います。
仕事と子育ての両立で注意していることとは?
ミヤウチ
子育てで注意しておられることはありますか。
青野さん
うちの子は、学校が終わってから児童クラブに行っているんです。
楽しく行っていますが、一人っ子で甘えん坊ですので、いっしょにいる時間を大事にしています。
子どもがストレスをためないように気をつけているつもりです。
ミヤウチ
一人っ子なら、児童クラブに行って帰るくらいの方がよかったかもしれませんね。
青野さん
私が仕事をすることが子どもの成長にとってもいい方向になればいいなあと思います。
職場に子育て世代が多く理解してくれることに感謝している
ミヤウチ
さて、今の職場の雰囲気はどうですか。
青野さん
同じ仕事をしている人たちは年代も近いですし、子育て中の方も多いんです。
仕事と家庭の両立についても分かり合えるので、子供の急な発熱の時なども、快く代わり合っています。
シフトを組む段階で学校行事などを考慮して組むので、それも問題なく出席できています。
ほんとうに、家族や周りの人たちのおかげでお仕事ができていることを感謝しています。
今後の人生設計はマイペースに頑張りたい
ミヤウチ
今後の人生設計で考えておられることはありますか。
青野さん
趣味でやっている音楽にもっと携わっていけたらいいなと思っています。
家庭を大事にしながら、私のペースでお仕事は続けたいと思います。
ミヤウチ
一つ一つ丁寧に、笑顔で答えていただきました。
日頃のお仕事ぶりが伺えます(笑)。
子どもさんが小さくても、転勤族でも、女性が自分のペースでお仕事をすることができるのは、ご家族にとってもいいことだなあと感じました。
どうかこれからも、素敵なワーキングママ、でいてくださいね。
今日はほんとうにありがとうございました。
category / 四国の働き方図鑑