周りのサポートに感謝し、紹介予定派遣から正社員に(1/2)
2018年10月29日 byアビリティー・センター
ミヤウチ
今日は、四国中央市川之江の三木特種製紙にお邪魔いたしました。
こちらに、正社員としてお勤めの石川さんにお話を伺います。石川さんよろしくお願いします。
石川さん
こちらこそよろしくお願いします。
三木特種製紙に勤め始めた経緯は?
ミヤウチ
こちらにお勤めになったのはどんな経緯からですか。
石川さん
私は独身時代、銀行に勤めていたのですが、結婚してからは専業主婦でした。
子育てが落ち着いてから、パートで銀行に勤めていたんです。
でも、これから教育費も必要ですし、できれば自宅の近くで、パートではなく正社員として働けるところはないかと思ったんですね。
ミヤウチ
それでアビリティーセンターに登録されたのですか。
石川さん
アビリティーセンターさんには結婚してすぐにお世話になったことがあって登録していましたので、電話をしてみたんです。
そして再登録したのですが、そのときにすぐここを紹介していただいたんです。
銀行に勤めていたときから、三木特(三木特種製紙)にはいいイメージがありましたので、ちょっと迷いはあったのですが、面接をうけることにしたんです。
不安もあったが講習会を受講したり担当者に相談することで解消
ミヤウチ
迷いがあったというのはどんなところですか。
石川さん
そのころ、私は、なんとなく正社員がいいなとゆるく考えていましたので、すぐに「正社員のお仕事がありますよ」と言ってもらって、「えっ、私、ほんとにできるのかなあ」って不安がよぎったんですね。
ビビッてしまったんです(笑)。
ミヤウチ
新しい仕事に飛び込むのは、確かに不安があります。その気持ち、よく分かります。
石川さん
私はパソコンに全然自信がなかったんです。
銀行は、専用の端末を使うのでエクセルやワードはあんまり使ってなかったんですね。
それをアビリティーセンターさんに相談したら、講習会があるということで受講しました。
それは本当に助かりました。パソコンの講師の先生も子育て中の方で、子どもの話などもしやすかったですしね。
ミヤウチ
それはよかったですね。アビリティーセンターの担当者さんと話すことで不安が解消することもありましたか。
石川さん
はい、担当の近藤さんが親身になって応援してくださっているのが分かって嬉しかったです。
職場には私と同じ年代の人も多い事を教えてもらって「石川さんならやれますよ」と背中を押していただきましたね。
ミヤウチ
いざ、出社したら、最初はドキドキだったと思いますが・・・
石川さん
はい、その通りです。銀行とは職種が違いすぎて専門の言葉も全く分かりませんでした。
「しまった、どうしよう」って思いました(笑)。
でも会社の人達に本当に良くしていただいて、そのお陰で今に至っています。
仕事内容は営業事務。働きやすい環境に感謝
ミヤウチ
具体的にはお仕事はどのようなことをしておられるのですか。
石川さん
営業事務です。
お客さんの注文をパソコンで入力したり、電話の対応をしたりしています。
今もまだ日々分からないことが発生するんですが、周りの人に助けてもらっています。
一緒にお仕事している人の中にも、アビリティーセンターの派遣から正社員になられた方がいるんです。
すごくしっかり仕事ができる方で頼りにしています。
元々いらっしゃった先輩の方も大ベテランなので助けていただきます。
営業担当者にもわからないことをいろいろ聞いています。それはそれはいろいろな方々に助けてもらっています。
ミヤウチ
それはよかったですね。聞ける雰囲気の職場なんですね。
石川さん
そうなんです。とても雰囲気のいい職場で働きやすいんです。
ありがたいですね。
紹介予定派遣という雇用の形のメリット
ミヤウチ
石川さんは紹介予定派遣という雇用の形で入られたそうですね。
紹介予定派遣とは、正社員や契約社員として直接雇用されることを前提に一定期間派遣スタッフとして企業で就業した後、
派遣スタッフと派遣先企業との双方の合意が得られたときに直接雇用に切り替わるというシステムですが、そんな形がある事はご存知だったのですか。
石川さん
いえ、知らなかったですね。
今回の就職で初めて知りました。いいしくみだと思いますね。
正社員で働く上で家庭と子育てとの両立を決断した気持ちは?
ミヤウチ
正社員になるということは、ある程度期限が区切られた派遣社員より重い決断ではないかと思います。
特に女性は子育てや家庭との両立が大変だと思いますが、決断されたのはどんなお気持ちだったのですか。
石川さん
そうですねえ。
子どもが小さいころは無理だと思いますが、手が離れたら社会に出たいと思っていました。
それに、子供に手がかからなくなって時間に余裕ができてくると、ふと「私って時間を無駄にしているんじゃないかなあ」って考えることがあったんです。
ゆっくりするのもいいのですが、体も元気だし、もう少し自分なりに仕事ができるのではないかって考えるようになったんですね。
実際仕事をしてみると、責任あることなので、大変ではありますが・・・。
ずっと家にいるのは、ちょっと・・・。やっぱり外に出て働きたかったですね。
専業主婦に戻りたいとは思いませんし、働けるうちは働きたいですね。
ミヤウチ
働くことで社会とつながっている充実感がもてるのでしょうね。
石川さん
もちろん、少しでも老後の蓄えをしておきたいというのはありましたが、何か挑戦したいという気持ちはありましたね。
年齢的な事を考えた時に、40歳を過ぎましたので、これ以上経つと、なかなか勇気も出てこなくなるでしょうし、正社員になるチャンスもこれを逃したらもうなくなってくるのではないかと思いました。
後で、「あのとき、挑戦しておけばよかった」と思うのはいやだと思いました。
category / 四国の働き方図鑑