【abi座談会】みかんのお仕事してみんけん(1/2)

加藤 士陽2016年10月14日 by加藤 士陽

農林水産業のお仕事 サポーターズクラブ
@アビリティーセンター株式会社

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果実の選別・箱詰めや箱作りの仕事

2016-10-04-11.25

reiko 今日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。これから、みかんのお仕事が盛んになってまいります。今日はこのお仕事をしておられる皆さんにいろいろお聞かせいただいて、これからやってみようかなあと考えておられる方に参考にしていただきたいと思っています。そして、私たちアビリティのお仕事サポーターズクラブも、皆さんのお話をもとに、ますますよきサポートができるようにしていきたいと思います。飲み物やお菓子も御用意いたしましたので、どうぞリラックスしておしゃべりしてくださいね。楠田さんはお話にぴったりのみかん色のお洋服ですね(笑)。さてまずは、お仕事の内容からお聞かせください。

 

ishikura 私は今は選別の仕事をしています。レーンに流れてくるのを優良可のそれぞれの箱に詰めていく仕事です。その年の作柄によって、農協の方から、傷や大きさなどをどのように判別するかについて初めに説明があるので、それに合わせて選んで詰めていくんです。

 

 

todasan 私は箱の仕事をしています。箱は機械が作ってレーンに流れてくるんですが、中にビニールを敷いてから、その箱を10段重ねて、置き場に出していく仕事です。

 

 

 

kusuda 某ブランドキウイの箱はできあがった専用の箱があるのですが、一般的なキウイの箱は選果場で箱折機で組み立てるんです。その箱折機から出てくるものに、サイズ別のスタンプを押して仕上げて、選果して詰める人のところに持っていくんです。私は今は選果の仕事をしています。

 

 

yosikawa私も選果です。

 

 

 

 

reiko ああ、ゼスプリやヘイワードなど、業界用語が出てきましたね(笑)。大きく分けると、お仕事は箱作りと選果の2種類ですか。

 

 

 

kusuda農家さんから出荷されたのを一番最初に選果する、第1次選果があります。腐ったものなどを取り除いて、「秀・優・良」と言う風に、人が手作業で分けていきます。それを機械に乗せると機械が重さを計って、M・Lなどの大きさ別のレーンに分かれて出てくるんです。箱の人がスタンバイしておいた箱に、詰める人がどんどん詰めていくんです。

 

 

 

フルーツに寄せる思いが高まる

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reiko なるほど、スーパーに並んでいるキウイもそういう工程で商品になっているんですね。皆さんは、スーパーに行った時に、それをどんな気持ちでご覧になるんですか(笑)。

 

 

 

ishikura この仕事をするようになって、スーパーでもすごく気になるようになったんです。箱を見ては「ああ、これは優だな」とか「ああ、こんな入れ方をしてるな」とか。スーパーには今治などからきた物も並んでいるんですが「ああ、今治ではこんな入れ方しているのか」とか「なるほど、こう言う風にしたら綺麗に見えるな」とか思いながら見ています(笑)。休憩の時にみんなでそんなことも話します。

 

 

kusuda サイズの大きい2級品とサイズの小さい1級品が同じ値段だったら、味を重視してサイズの小さい1級品を選びますね(笑)。

 

 

 

reiko 買い物するときのフルーツ選びにもこのお仕事が役に立っていますね(笑)。他には、このお仕事の魅力はどんなところでしょう。 

 

 

 

kusuda 都会の高級店に並ぶ愛媛のフルーツの特級品を一番先に見れることですかね(笑)。桐の箱に入った1個5000円もするようなのが見られます。デコポンも葉っぱ1枚を付けて見た目がかっこよくなるように収穫しているのがあるんです。「落としたら、あなた達の1日分のお金より高いんよ」と言われるんですよ(笑)。これは誰が食べるんだろうっていうようなフルーツです(笑)。

 

 

ishikura お歳暮時期になったら、箱にゆうパックのシールを貼る仕事をしますが、北海道の宛先を見ながら、ああ、これは北海道まで行くんだなあって思いますね。

 

 

 

一定期間の仕事なのでできるかなと挑戦した

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reiko さて皆さんがこのお仕事を始められたきっかけはどんなことだったのですか。

 

 

 

todasan 私はリックの求人の所に載っていたのがきっかけです。最初は迷っていたんですが、思い切って電話しました。勤務時間がわりと短かかったので、できるかなと思いました。以前働いていた時から5年ほどのブランクがあって、体もなまっているし自信がなかったのですが、2,3カ月の期間の仕事だったので、それならできるかなと思いました。でもやってみたら半年があっと言う間に終わった感じで・・・

 

 

reiko 気がつけば翌年も・・・

 

 

 

 

todasan そうですね。もう3年になりました(笑)。

 

 

 

 

yosikawa 私はそれまで行っていた仕事がなくなってので、その後ちょうどよかったんです。

 

 

 

 

ishikura 私は求人情報を見てはいたのですが、こんなお仕事はしたことがないし、遠いしと思っていたんです。しばらくして、アビリティーの方から電話をいただいて勧められたんです。それで、やったことないけれど、挑戦してみてだめだったらやめようという感じで始めたんです。

 

 

 

kusuda 私は愛媛のフルーツをいろいろ知るのもいいかなと思って。以前も西条のJAさんに行かせてもらったことがあったんですが、フルーツの仕事は楽しかったので、やってみようと思いました。

 

 

 

この仕事で心も体もいい調子

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reiko この仕事にはこんな知識がいるとか、こんな人に向いているとか、そんなことは何かありませんか。

 

 

 

todasan 立ち仕事が大丈夫ならできると思います。私は、以前していたパートが立ち仕事ばかりだったんです。それで苦にならなかったですね。1週間続けていけたら、多分、丈夫ですよ。立ち仕事が大丈夫であればすごくいい仕事だと思いますね。

 

 

kusuda そうですね。それに、ここの仕事は冬も寒くなく越せます。忙しいピークの時は流れるほど汗をかくんですよ。そんなに走り回ったりするわけではなくて、取って箱に入れるだけの単純作業の繰り返しなんですけれどね。有酸素運動になってるんでしょうかね(笑)。体にとってはいいと思います。

 

 

ishikura 足元はちょっと冷えますが、もう動き出したらそれも気にならないですしね。

 

 

 

reiko ダイエットにいいかも?

 

 

 

 

todasan 私は全然痩せませんけどね(笑)

 

 

 

 

reiko それは、休憩室のあのお菓子が原因かな(笑)。でも、選果の仕事をする時期の方が体調がよかったりして・・・

 

 

 

  全員    そうそう、そうなんです(笑)。

 

reiko えっ、ほんとにそうなんだ(笑)。適度な運動なんですね。

 

 

 

 

yosikawa 精神的にもね。いいですね。みんな仲がいいから。帰っても疲れ様が違うんです。

 

 

 

reiko 体も動かしたし、みんなで笑ったし。

 

 

 

 

kusuda 1日家にいるよりか、帰ってもさっと家事に取りかかっていますね(笑)。

 

 

 

 

動きやすい服装・選果用手袋・マスク

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reiko わあ、私も行きたくなった。さて、出勤の時に必ず持って行くものはありますか。服装はどんなことに気を付けていらっしゃいますか。

 

 

 

todasan 服装はラフな感じです。ジーパンやジャージにTシャツみたいな・・・

 

 

 

kusuda 冬ですが半袖の人もいますよ。Tシャツなどを何枚も重ね着していて、熱くなるにつれてどんどん脱いでいきます(笑)。最後は、選果場の上着の下にはTシャツ1枚ですね。

 

 

 

reiko 靴はスニーカー?

 

 

 

 

todasan はい、動きやすいものなら何でもいいですよ。

 

 

 

 

kusuda 選果用の手袋もします。この仕事して分かったんですけれど、手袋も作業服屋さんに、それぞれの専門専門でいろいろあるんですよ。金属を扱う人用やボルト用や選果用や。それで、選果用のを使うと仕事の効率が違うんです。安いんですけれど、すごく賢い手袋です。

 

 

reiko 楠田さんはいつもきれいにネイルをしておられますが、仕事に支障はないですか。

 

 

 

kusuda 手袋をするので大丈夫ですよ。支障ないです。ネイルも傷付かないですよ。

 

 

 

ishikura キウイの時はマスクをします。キウイの毛がすごいんです。服にも付きますし、靴やズボンや床が緑になります。吸い込まないようにマスクは2重にしてもいいくらいですね。毛がついても払えるように、つるつるした生地の服を着た方がいいですね。

 

 

reiko そうなんですか、キウイの毛がそんなにたくさん落ちるとは想像もしてなかったですね。

 

 

 

ライフスタイルに合わせて仕事を選ぶ

reiko さて、皆さんは、このお仕事をされる前はどんなお仕事をしておられたのですか。この選果の仕事以外の時期には何か他のお仕事をしておられますか。

 

 

 

todasan 子供が小さい頃から10年くらいお菓子の問屋さんに行っていました。伝票にそって商品の品出しや梱包などをしていたんです。流れ作業的なことはしたことがなかったので、最初はできるかなと不安でした。お菓子問屋の仕事は、自分のペースで仕上げる仕事でしたから。もし、自分が遅くなって人に迷惑をかけたらどうしようと思ったんですね。でも、その心配はなかったですね。それなりにみんなが手伝いに来てくれますし、こちらもどこか大変な所があったら助けに行きますし。

 

 

yosikawa 私は農家なんです。ずっとみかんやレモンを作っています。選果の仕事の時期がちょうどうちでも収穫の時期ではあるんですが毎日ではないので、調整してやっています。

 

 

 

ishikura 私は今まで事務的な仕事ばかりしてきました。選果以外の時期もアビリティさんにお世話になって、短期で官公庁の窓口業務に行かせていただいてます。いろんなお勉強をさせていただいてます。

 

 

kusuda 私もアビリティさんにお世話になっていろいろなお仕事をしてきました。キッザニア状態です(笑)。

※キッザニアは、こども達があこがれの仕事にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる子ども向けの職業体験型テーマパーク。

 

reiko 楠田さん、いつもありがとうございます。いろんなお仕事をして頂いていますね。何をしても楽しんでいただけるので、ついついいろんなお仕事を御紹介して1人キッザニア状態になっていますね(笑)。

 

 

 

kusuda いろいろ楽しくやらせていただいてます。どんなのが自分に合っているのかなと思いながらも、自分がやってみたいと思う事をいろいろやっています。

 

 

reiko ご家庭や子育ての都合に合わせて両立できるように、ご自身のニーズに合わせてやりたいことができるように、うまく組み合わせておられますよね。気分のキャリアチェンジができますね。

 

 

 

押し寄せるみかんの波に向かってダッシュ!?

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reiko さきほど、流れ作業は周りのペースと合わせるのがうまくできるか心配だったけれど、やってみたら、助け合ってできたというお話が出ましたが、具体的にはどんな感じなのですか。

 

 

 

kusuda みかんやキウイの量が多く出てくる時は生半可な量じゃないんです。あるレーンに、もう見たこともないような、果実の波が押し寄せるというか(笑)。

 

 

 

  全員    そうそう、もう、大変、大変(笑)

 

kusuda レーンから果実がはみ出して落ちてしまいそうなほどなので、みんながキャーって言いながら、走っていって体でブロックしてやっつけていく感じなんです。初めて見学に来た人があの場面だけ見たら、もう来ないんじゃないかと思います。

 

 

  全員    そうよねえ、キャーって悲鳴が上がるよね(笑)。

 

ishikura JAの年配の方なんか、「おーい、おーい、大変や、来てくれ」って大きな声で叫んでますよ(笑)。そしたらみんながダッシュで走っていくんです。

 

 

 

kusuda 70代の方も、この年齢の人がこんなに鋭いダッシュができるのかと思うくらいの勢いで駆けつけています(笑)。

 

 

 

reiko 大変そうですが、何だか、笑ってしまいますね。

 

 

 

 

kusuda そうなんです。あまりの多さに笑ってしまうんです。それに、こんなにキウイやミカンが山の畑になっているかと思うと、すごいことだなあって思うし。

 

 

 

todasan だいたい1つのレーンに2,3人はいるんですが、そんなにすごい量が一度に来ると、追いつかないので、みんなが来てくれるんです。

 

 

 

reiko その担当の人がやったらいいのに迷惑だというような非難する感じじゃないんですよね。

 

 

 

   全員   そんなことは絶対ないですよ(笑)。もうそのレベルを越えてます。

 

reiko その大騒動が落ち着いたら、後は? やったあって拍手が起こったりして?

 

 

 

 

kusuda みんなまた散らばって行きますが、達成感はありますね。また元に戻ってやってると、それもつかの間、また、別のレーンでミカンの波が押し寄せてきて、またキャーって走って行って・・・

 

 

 

reiko 人のレーンを助けに行ってる時に自分のレーンが山になっている時はないんですか。

 

 

 

   全員   あるね(笑)。

 

ishikura 私達のような派遣の人は、一定にここの担当というのはあまりなくて、忙しい所に絶えず動くという感じです。

 

 

 

 

reikoそうなんですか、だから、むしろいろんな方と「さっきは大変だったね」などと話ができるんでしょうね。

 

 

 

 

kusuda 温州みかんや伊予柑や八朔は、またちょっとレーンの仕組みが違ってめちゃくちゃ大量にくることはないのであまり移動することはないんですよ。キウイと紅マドンナと瀬戸香などの高級フルーツの時が、わ―ってすごい量が来るんです。

 

 

 

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category / 四国の仕事

この記事を書いた人

加藤 士陽

加藤 士陽

アビリティーセンター株式会社所属の人材採用コンサルタント。1972年愛媛県新居浜市生まれ。大学を卒業後、グラフィックデザインやソフトウェア開発のフリーランスを経て現職に至る。現在は香川県、愛媛県、高知県、徳島県に本社を置く企業の採用担当者に、Webや紙面媒体での採用広告制作、リクルートイベント企画などのサービスを提供している。

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