打ち込める仕事に出会い、派遣を経て正社員に(2/2)
2018年9月19日 byアビリティー・センター
仕事のやりがいは苦労して良いデータを出せた時
ミヤウチ
仕事をしていて、やりがいを感じることはどんなときですか。
川崎さん
顕微鏡で少しずつピントを合わせていくのですが、なかなか合わないことがあるんです。
肩が凝って目がしんどくなるんですが、それがちゃんとピントが合っていいデータが出せたときはうれしいですね。達成感があります。
ミヤウチ
「やったあ」って感じなんですね(笑)。
派遣から正社員へ。仕事内容の変化は?
ミヤウチ
さて、私は、これまでにも、何人もの女性にいろいろお話をうかがってきました。
それぞれに、上手に仕事の時間などを工夫して働いておられるんです。
ライフスタイルに合わせてキャリアアップして、いきいきと働く様子をお聞きしますと、こちらまでうれしくなります。
女性の働き方への意識は、私たち還暦世代からいうと大変進化してると感じます。
川崎さんは派遣から正社員になられましたが、仕事に変化はありましたか。
川崎さん
毎日の仕事については一緒ですね。
正社員になったら事務処理が少し増えました。それと、出張に行く機会がありました。
先日、大阪に出張したのですが、正社員になったんだなあって実感しました(笑)。
もちろん、社員になったら賞与がありますし、経済的にはありがたいですよね。
仕事をする上で大事にしていることは「体調管理」と「分からないことを放置しないこと」
ミヤウチ
川崎さんはこれまでいくつかの仕事を体験してこられましたが、仕事をする上で、大事にしておられることを教えてください。
川崎さん
私が大事にしていることは、まずは、体調管理です。仕事自体はもちろん大事ですが、まず、体調管理して仕事を休まないということです。
会社に入ったら、しんどそうな顔はしない、顔には出さないということを心がけてきました。
やっぱり、体調がよくないと、気持ちも沈んでミスをしやすくなります。だから、まず体調管理が大切だと思っています。
ミヤウチ
ほんとうに、その通りですね。
川崎さん
もう一つは、分からないまま進まないことでしょうか。
もし「それは前にも言ったよね」って怒られても、怒られるのを覚悟で(笑)頑張って聞くということです。
ミヤウチ
なるほど、これも、納得です。説得力ありますね。
川崎さん
何回もそんな失敗をしてきましたから(笑)。
いろんな職種を経験しましたが、共通するのはそんなことだと思います。
ミヤウチ
それは、お子さんにも話をされますか。
川崎さん
はい、体調管理ということはよく話しますね。
まずは、会社は休まない、学生のときは学校は休まない、それはよく話しました。
ミヤウチ
そうですね。同感です。
今はそのことをはっきりと子どもに言える母親が少ないと思います。
その子の気持ちを大切にしようとするがあまり、安易に「しんどかったら休んでいいよ」という風潮になっているようで、実は、私は気になっていました。
もちろん、ケースバイケースですが、「休まない」というのは大事なことだと、私も思います。
川崎さん
そこは、難しいところですね。
私は結構そのことは強く言うのですが、毎回、いろいろ考えながら言っています。
正社員で働く事について家族の反応は?
ミヤウチ
子どもさんは、川崎さんが正社員になってお仕事を続けていくことについて、どのように言っておられますか。
川崎さん
娘に「お母さん、とにかくよく笑うようになったね。」「いつも元気だよね。」って言われるようになりましたね。
こちらで正社員になったときは「お母さんが頑張ったからだね。」と言ってくれました。
子どもは親のことを見てくれているんだなって思いました。
そういう風に子どもが言ってくれる今があることが、幸せだなあと思っています。
ミヤウチ
素敵なお話です。
今後はどう過ごして行きたいか?
ミヤウチ
この先、どのように過ごしていこうと考えておられますか。
川崎さん
そうですね。
子育てがとりあえずは一段落しましたので、今まで子どもにかかっていた時間を自分と仕事に向けていけたらいいなと思います。
できる範囲で新しいことにもチャレンジしていきたいと思います。
ミヤウチ
5年前にアビリティーセンターと出会ってよかったですね。
川崎さん
ほんとうにそうなんです。
あのとき、思い切って飛び込んでよかったです。人生変わりました。ありがとうございました。
ミヤウチ
きっと川崎さんの誠実な姿勢がチャンスを引き寄せたんだと思いますよ。
社会人のお子さんが二人もおられるとは思えないほど、若々しく素敵な川崎さんです。
自分に合ったお仕事に出会って充実した毎日を送っておられるからでしょう。
私も幸せな気持ちになりました。
正社員となり、人生の新たなステージの幕が上がった川崎さん、どうかますますいきいきとお過ごしください。今日はありがとうございました。
category / 四国の働き方図鑑