周りのサポートに感謝し、紹介予定派遣から正社員に(2/2)
2018年10月29日 byアビリティー・センター
会社の製品に対する思い入れは強くなった
ミヤウチ
この会社は、特殊な紙の製品をいろいろ作っておられるようですね。
そんな会社の製品に対する思い入れは強くなってきているんでしょうかね(笑)。
石川さん
そうですね。
自分が家で使っているだしパックや油取り紙がこの会社の製品だったんです。
今まで何気なく使っていたものが、自分が仕事をする会社の製品だと分かって、ますます愛着がわきました。
入社してから、これまで見たこともなかった紙のロールなどを見ることができました。
「ああ、この紙があのだしパックになるんだ」と思って新鮮でしたし、そんな会社で仕事ができるのはうれしいことですね。
仕事で疲れて帰ってきた時の家族の反応は?
ミヤウチ
さて、ご家族の前で「今日は疲れたあ」っていう姿を見せることもあると思うんです。ご家族の反応はいかがですか。
石川さん
子どもたちは、今までは、言わなければやらなかったことも、自主的にやることが多くなりましたね。
上の子は特にそうですね。私のことを分かってくれているのかなって思います。
主人も、これまでは何もしてなかったのですが、私がしんどそうにしていると、食器洗いとかを、たまにしてくれるようになりました。
ミヤウチ
それは、うれしいですね。
思いやりのあるご主人と子供さんですね。
石川さんご自身のご家族に対する気持ちの変化はありますか。
石川さん
やっぱり忙しくてお弁当を買ってすませてしまうこともあるんです。
でも、家事が以前と同じようにはできなくなったことに対して、主人や子どもから不満を言われたことはないんです。
ごはんを手作りできなくて申し訳ないなとちょっと心が痛みますね。
それで、土日は普段よりもがんばってご飯を作ろうって思っています。
以前は土日だかららくしたいなって思っていたのですが(笑)。
そこは私も変わりましたね。でも、あんまりできてないんですけれど(笑)。
ミヤウチ
それは大きな変化ですね。
石川さんが正社員としてお勤めをすることで、以前より、家族が思いやりをもって協力し合うようになったんじゃないですか。
石川さん
そうですね。
家族の関係が良くなってきたかも知れませんね。
少なくとも悪くなってはいないですね。いい方に考えていきます(笑)。
ミヤウチ
家事の時短テクニックなども上達したのではないですか。
石川さん
そんなにちゃんとはやれてないのですが、土日に常備菜などの作り置きをするようになりましたね。
家事をまとめてしたり、仕事をする女性の時間の使い方をテーマにした本を買って読んだり、少しずつうまくなればいいかなと思っています。
石川さんの仕事観とは?
ミヤウチ
それは、進化していますね。
女性が外に出て仕事をすることはやっぱり大変なことではあると思うんです。
石川さんは仕事をすることをどのように考えておられたのですか。
石川さん
仕事をしていると、日々はもちろん大変です。
やってもやっても家事に終わりはないですので、戦っています(笑)。
完璧にはできないのですが、それなりに頑張っています。
それで、もうこれは私のキャパを越えていると思ったら、家族に割り振って協力をお願いします。
まあ、半分押し付けです(笑)。
嫌がる余地を与えない割り振りですから(笑)。
それから、実家にも助けてもらっています。
自分だけでやろうとして傷口を広げるより、助けてもらえるところには助けを求めます。
甘えすぎという説もありますが(笑)。
ミヤウチ
私も若いころに「一人で無理して頑張らないで、助けてもらったらいいんよ。」と言われて気持ちが楽になった経験があるんです。
石川さん
そうなんです。
今、私は、会社でもすごく助けてもらっているんです。
ミヤウチ
生真面目に考えると、助けてもらったら悪いような気持ちになりますよね。
石川さん
そうです。
本当に申し訳ないなって思うのですが、助けてもらって、本当にありがたいですね。
ミヤウチ
それができる会社の雰囲気がすばらしいですね。
これからどのように仕事をしていこうと思っておられますか。
石川さん
仕事は、できることを増やしていきたいですね。
今周りの方にカバーしてもらっていることも、私がやれるようになりたいですね。がんばります。
ミヤウチ
子育て一段落のころ、こうして、いい会社と出会ったのは本当によかったですね。
ご家族や会社の方々の協力に感謝しながら、明るく頑張っておられる石川さんは素敵です。
ワークウーマンハンターの私ミヤウチカナエも(笑)そんな石川さんのお話をきいて
「仕事をするって、やっぱり楽しいことだな」って元気が出てきました。
どうもありがとうございました。
category / 四国の働き方図鑑