資格を取って正社員!愛媛県介護雇用プログラム2/2
2019年1月8日 byアビリティー・センター
介護職をしていて良かった事や気をつけている点
ミヤウチ
介護のお仕事をしていてよかったと思うことはどんなときですか。
杉森さん
やっぱり、「ありがとう」って言われるときですね。それがやりがいですよね。
ミヤウチ
辛いときもあるでしょう。
杉森さん
一生懸命しても利用者さんから反発的な反応が返ることがあるんです。
そんなときは、どう言ったら分かってくれるかなと考えますね。
どうしたら機嫌がよくなるかなとか、楽しんでくれるのかなとか、勉強のきっかけになりますね。
ミヤウチ
そんなときの工夫はどうしておられるのですか。
杉森さん
声かけの仕方ですね。
どんどんいいところを見つけて声かけして、気分をよくしてもらって、それから、お風呂に入ってもらうとか、、、嫌なことを無理やりしてもらうのはやりたくないですからね。
その人が頑なになっているのも、その人自身が悪いのではなくて認知症という病気のせいでそんな気持ちになっているところもありますからね。
研修を受けてそれが分かっていると、ゆったりと受け入れられますね。
勿論、経験して分かっていくことも多いですから、経験もお勉強も、両方いりますね。
メリットは研修し実際に体験して職に就くか決められるところ
ミヤウチ
杉森さんが利用した「愛媛県介護雇用プログラム推進事業」を知らない人も多いと思うのですが、先輩利用者として、そんな人へ勧めるとしたら何と言いますか。
杉森さん
お試しができるところですね。
今まで、経験のない人がいきなり介護の仕事に入ると難しいので、仕事を体験して研修もして、最終的に続けるかどうかを決めることができます。
そして、自分の経済的な負担なく資格も取れるということですね。それも、その間、お給料ももらえて、休みもちゃんと取れて、いいことばかりですよね(笑)。
子育てで気をつけているところは?
ミヤウチ
さて、3人の子供さんはおいくつなんですか。
杉森さん
中2、小1、年中です。男の子ばかりなんです。
ミヤウチ
それは大変ですね。でもお兄ちゃんはしっかりしてくるでしょうね。
杉森さん
そうですね。よく手伝ってくれます。
ミヤウチ
それは、お兄ちゃん、偉いですね。3人おられると、お母さんはまだまだこれからひと頑張りいりますね。
今、子育てしながら働く女性が増えていますので、そんな女性が働きやすい職場が増えるといいですね。子育てで気をつけていることはありますか。
杉森さん
私は子どもに助けてもらっています。
中学生の子はよく手伝ってくれるんです。部活は野球をしていて忙しいのによくしてくれます。ありがたいです。
たまに小学生の子も手伝ってくれますがまだやんちゃで、怒り回ってます(笑)。
ミヤウチ
その年では無理もないです(笑)。お子さんにほろっとさせられたことはありますか。
杉森さん
わたしが、大変なことを分かってくれているんですよね。
わたしがしんどそうにしていたら「お母さん、しんどいん?」と背中をトントンしてくれたりします。
可愛いですよね(笑)。仕事を頑張ろうって思います。
周りの協力は必須!忙しい毎日
ミヤウチ
ご主人や周りの方の協力はあるのですか。
杉森さん
主人も仕事が忙しいんですがゴミ出しをしてくれて、保育園の送り迎えなどもたまにやってくれます。
でも、お兄ちゃんの方がよくしてくれるかな(笑)。
あ、でも、少しでもやってくれたらうれしいです。実家の母もよく協力してくれます。
ミヤウチ
支えてもらってこそですね。1日の様子を時間を追って教えてください。
杉森さん
朝は5時に起きます。自分の支度をしてご飯を作って子どもたちを起こして食べさせてます。
私は7時過ぎに家を出ます。仕事は8時からですが、7時半くらいには出勤して、前日の様子などを確かめてから仕事にかかります。
お食事やトイレ、お風呂の介助などをします。カラオケやレクリエーションもします。
5時になったらすぐ出て、帰ってからは家のことをします。
今後はどのようなキャリアプランを考えているのか
ミヤウチ
今は、子育てに仕事に、一番忙しい時だと思いますが、これからはどんな風にお仕事していきたいですか。
杉森さん
できたら、もう一つ上の、介護福祉士の資格を取りたいと思っているんです。
より深く利用者さんのことを分かって介護できるようになるし、私自身も介護をより楽しく楽にできるようになるし、、、それから、お給料も上がりますしね(笑)
ミヤウチ
それは素晴らしい。頑張ってくださいね。
介護の現場を支える制度を利用して、いい職場と巡り合ってよかったですね。
杉森さんとお話していたら、ほっこりします(笑)。
利用者のお年寄りも杉森さんの笑顔や声掛けに癒されることでしょうね。ぴったりのお仕事ですね。
忙しい毎日の中でも次の資格取得を考えながら前向きに働いておられることをお聞きして、私も元気をいただきました。ありがとうございました。
杉森さん
こちらこそありがとうございました。
category / 四国の働き方図鑑