子育て中でもやりたい仕事を見つけた女性(1/2)

2017年1月16日 byアビリティー・センター

総合人材ビジネス会社アビリティセンターの紹介で働いている女性を、ワークウーマンハンター・ミヤウチカナエが職場にお訪ねしました。
今回お話を伺ったのは、新居浜市で通関業務を行っている芙蓉海運株式会社で事務を務める田中昌由(たなか まゆ)さんです。

子育て中でも、やりたい仕事を見つけたい

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ミヤウチ 田中さん、よろしくお願いします。人材派遣会社に登録しようと思われたのはどうしてですか。

 

田中さん 登録した時は幼稚園児が3人いたんです。下は双子がいるものですから、子供達にまだまだ手がかかりますし時間も限られます。融通のきく所じゃないと、お仕事するのは難しいと思ったんです。そんな状態なので自分で探すこともできないだろうと思いまして、なかなか見つからないだろうと思いながらも一応登録させていただきました。担当者の方にこちらの希望などいろいろお話ししまして、こちらを紹介していただいたんです。貿易関係のお仕事は初めてですが、大学が外国語関係の所でしたので、興味があって受けさせていただきました。

 

ミヤウチ 実際に決まるまでの経緯をお聞かせください。

 

田中さん 最初は都合のいい時間帯だけで選ぼうと思ったんですが、長い目で見ると、やはり、興味がある仕事でないと続かないと思いました。それと、子育ての事も考慮してくださる所をということで、相談させていただいたんです。ここは2社目の紹介だったんですが、子育てにも理解があるという事で「ぴったりだと思います」と担当の方に勧めていただきました。思ったよりも早く探していただいてありがたかったですね。それが去年の夏です。

 

ミヤウチ 派遣会社に登録して仕事に就いた良さはどんなところだと思われますか。

 

田中さん 担当者の方が希望に合った条件の所を次々と紹介して下さるので、すごく助かりました。

 

ミヤウチ 子育てに配慮してもらえる所で、英語のスキルも生かせるという条件だったんですね。通関や貿易関係のお仕事にはもともとご興味を持っておられたのですか。

田中さん そうですね。通関士の資格を友人が取得していまして、それでそんなお仕事があることを知ったんです。仕事をするなら、長く続けられることをと考えた時に、やはり興味がある仕事をしたいと思いまして、通関士の資格取得の本を少し見てはいました。

 

 

未経験の通関業務への挑戦

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ミヤウチ 実際、その通関業務の仕事に携わってどうですか。

 

田中さん そうですね。初めは、すぐ慣れるかなと思っていたんですが(笑)、いざやってみると、ぜんぜん違っていて・・・会社の皆さんが話している内容が、日本語なのに、専門用語で分からないんです(笑)。それでもうびっくりしまして・・・。「ああ、どうしようか、私、続けられるかな」って思いました。でも海外と繋がる仕事で興味はあったので、皆さんに助けられながら、やってこられました。

 

ミヤウチ この業務ではどういうところが大変なのですか。

 

田中さん 取り扱っているのが馴染みのない化学物質なので、慣れるまでは大変でした。でも上司がその都度丁寧に教えて下さったので、徐々に慣れることができました。仕事の合間合間で、貿易に関する法律が改正になったことや新しくできたことなども教えてくださるので、すごく助かります。通関士という仕事にますます興味が湧いたので、できれば資格を取りたいと思っています。

 

ミヤウチ 将来的にはどのような働き方を目指しておられますか。会社からも期待されていることがあるかと思いますが・・・

 

田中さん ステップアップのために受けてみたい講習や取りたい資格などがあれば、会社としてもバックアップすると言っていただいています。

 

 

友人との再会をきっかけに仕事探しをスタート

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ミヤウチ お子さんが小さいとなかなか大変だと思いますが、田中さんはなぜお仕事を始めて、さらに、勉強もしたいと思われたのでしょうか。

 

田中さん 子供が生まれてから6年位は、ずっと、家庭の中でおさまっていたのですが、ある時友人と会ったら、彼女が、私よりも小さい子がいるのに、資格を取って仕事復帰をしていたんです。すごくかっこいいなあって思ったんですね。それに、家にいて子育てをしていると、どうしても子供ばかりに集中して、ついつい、口うるさく言ってしまうんですね(笑)。頭が子供だけになっている自分に気付きまして、10年後20年後、子供が成長して離れていったら「私は子育て以外に何をしてきたんだろう」と思うのは嫌だなって考えたんです(笑)。自分の人生も、少しずつ築いていって、自分自身のやりがいも持っておきたいと思ったんです。

 

ミヤウチ 素晴らしいですね。

 

田中さん いやいや、そんな大それた事ではないんですが、子育てが忙しすぎてそればかりになるのはよくないなと・・・

 

ミヤウチ そのお友達と会って、自分も社会に出ようと思われて、どのくらいで実際にここに入られたのですか。

 

田中さん 下の子供が幼稚園に入ったら仕事をしたいと、幼稚園に上がる前に考え初めて・・・時間的には半年位のものですね。

 

ミヤウチ 当時、どういう風に就職活動をしておられたのですか。

 

田中さん 最初は求人広告を見たりインターネットを見たりして探していましたが、自分に合った長く勤められる所を、急がずに見つけたいと思っていました。そんな時、アビリティーセンターさんの説明会に参加して登録したんです。ありがたい事に、すぐにご紹介いただいてとんとんと決まりました。

 

 

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category / 四国の働き方図鑑

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