仕事とプライベートの両立を目指して 未経験の仕事に転職した女性(1/2)

2017年2月20日 byアビリティー・センター

総合人材ビジネス会社アビリティセンターの紹介で働いている女性を、ワークウーマンハンター・ミヤウチカナエが職場にお訪ねしました。
今回お話を伺ったのは、新居浜市の新居浜コンタクトレンズに勤務する菅亜里早(かん ありさ)さんです。

30代からは仕事とプライベートの両立を

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ミヤウチ いしづち眼科さんが経営されている新居浜コンタクトレンズのお店にやってきました。そこで働いておられる菅亜里早さんにお話を伺います。よろしくお願いします。

 

菅さん こちらこそよろしくお願いします。

 

ミヤウチ 菅さんの前職はウエディングプランナーでいらっしゃったそうですね。

 

菅さん そうなんです。専門学校卒業後すぐにその仕事に就きましたので、他の仕事の事は何も知りませんでした。そのため、この転職にはとても思い切ったところがありました。

 

ミヤウチ どうして転職をされたのですか。

 

菅さん そんなかっこいい決め手になるようなこともないんですけれど・・・ウエディングプランナーはとても好きな仕事で、特に嫌なことがあったわけではなかったんです。ただ、接客業なのでとても忙しくて、自分の時間があまり持てない状態だったんです。それでも好きな仕事なのでずっとやっていたのですが、友人や家族と過ごす時間が少なかったんです。もともと仕事中心の生活は20代までにしようと考えていましたから・・・

 

ミヤウチ なるほど、人生設計があったんですね。

 

菅さん そうなんです。30代は、仕事とプライベートを両立できる職場で働こうと考えて転職しました。かなり、悩みました。1年以上悩みました。でも、これから結婚したり出産したりするだろうということを考えたら、前の職場では無理があるかなと決断しました。

 

ミヤウチ その裏には好きな仕事をやりきったという気持ちがあったんでしょうね。

 

菅さん そうですね。それはありましたね。 今は、新しい事をもっと覚えたいとか新しい知識を増やしたいとかいう気持ちの方が強くなっています。

 

 

あえて前職とは全く違う職種に就く

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ミヤウチ 今はこの医療系のお仕事をされているのですが、前職とはまったく違う業種ですね。アビリティーセンターに登録される時にはどのようなお仕事を探して登録されたのですか。

 

菅さん 私もちょっと突飛な発想で、前職とは全く違う仕事を探したいと思っていたんです。接客は好きなのでお客様とふれ合えるお仕事をしたかったのですが、自分がどんな仕事に向いているのか分からなかったので、自分一人で仕事を探すのに限界を感じていたんですね。それで、アビリティーセンターに登録させてもらって、私という人を見てもらって、どういう仕事が合っているのかアドバイスがほしいなあと思ったんです。

 

ミヤウチ ああ、なるほど。経験豊かな人材派遣会社をそんな気持ちで活用するという手もあった(笑)。それで、こちらを勧めてもらったときには、すぐにトライしてみようと・・・

 

菅さん それが、不思議なんですが、ちょうど、ここを紹介してもらったのと同時期くらいに、私の母も、ここの求人のチラシを持ってきて「ここがいいんじゃない?」って言ったんです。「ああ、家族は私がこういう所で働いてほしいと思っているんだ」と何となく御縁を感じたんですね。それと、ここが、リニューアルオープンだったので「新しくみんなでスタートします」という感じの方が馴染みやすいかなとも思ったんですね。こんな未経験な私でも面接していただけるなら、トライしようと思ったんです。

 

ミヤウチ それにしても、何も分からない所からのスタートですね。最初は苦労されたのではないですか。

 

菅さん そうですね。それは大変でした(笑)。医療業界ですし、私自身コンタクトを使ったこともなかったし、眼科も受診した事がなかったし。でも、私、変なのかなあ・・・新しい事を覚えるのは元々好きなので、それに対して苦はなかったんですね。

 

ミヤウチ コンタクトを使った事もなかったのですね(笑)

 

菅さん ほんとに、縁もゆかりもない、全て新しいことだらけのところに飛び込んだという感じです。

 

ミヤウチ いやあ、これは、院長先生も勇気がありますね。と言いますか、人物眼が鋭いんですね。先生にお会いしたくなりました(笑)。

 

菅さん あ、そうですね。勇気がありますよね。「私でいいんですか?大丈夫ですか?」という感じでした(笑)。

 

ミヤウチ いやあ、でも、菅さんと話していたら、私も採用したくなってきました(笑)。

 

菅さん ええっ、そんなあ・・・賭けですよね。

 

 

新しい事を覚える充実感

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ミヤウチ で、どうやって仕事を覚えていかれたのですか。

 

菅さん オープンまでの1か月の間に、毎日勉強会をしてくださったんです。先生も話して下さいましたし、医療系の業者さんも来て話してくれました。一番大きかったのは大阪まで行って1週間缶詰め状態で研修するというのがありました。そこでもうがむしゃらに勉強しました。そんな研修があると分かっていたことが私にとっては入る前の安心材料ではありました。

 

ミヤウチ 「研修させられるのは嫌だなあ」とは思わなかったんですか。

 

菅さん それは全くなかったですね。それまでウエディングプランナーしか仕事をしたことがなかったので、ぜんぜん違う事を覚えるというのが楽しみだったんですね。ここのスタッフは皆さんいい方で、自立して仕事をしている方ばかりで尊敬できるんです。まったく分からない私にも優しく丁寧に教えてくださったので、研修する事は全く苦ではなかったですね。あ、でも、大阪から帰ったらジンマシンがでました(笑)。自分が感じるよりも、やっぱり無理をして頑張っていたのかも知れませんね。気持ちは全く嫌なことはなくて充実していたんですよ。

 

ミヤウチ 素晴らしいですね。新しい事にチャレンジする事が好きだとおっしゃっていましたが、ウエディングプランナーの仕事で培ってきたことがここで生かされることもありましたか。

 

菅さん そうだなあ、あるかなあ(笑)。まあ、人と話をすることはきらいではないので、コンタクトの販売でも、お客さんのお話を聞いて希望に合わせてレンズを販売するというのは好きですね。そんな所は前の仕事の経験を生かせていると思います。

 

ミヤウチ そういう意味では今のお仕事もプランニングですものね。

 

菅さん そうですね。コンタクトにもいろんな種類があって、いろんな用途があるので、その人に合ったレンズを見つけて上げるというのは、お客様といっしょに結婚式を作り上げることと、内容は違いますが、似ているのかもしれません。

 

 

 

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