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就業当初は覚えることが多く大変でした

ミヤウチ　お仕事を始めた当初はどのような事が大変でしたか。

 

田中さん　最初はこの業種の説明と会社自体の説明をして頂いたのですが、自分が簡単に考えていたことが分かって・・・一つの貿易には、荷積み業者さんや海貨業者さんなどがあって、「こんなにいろんな会社が関わっているんだなあ」って驚いたんです。芙蓉海運という会社のことはお仕事を紹介してもらうまでは知らなかったんですが、こんな風に多くの会社と関わって広く展開している会社が地元にもあるんだなあと分かったんですね。始めはそういうことを理解していきました。最初は、海外のいろいろな港の名前が出てくるのですがそれもぜんぜん分からなくて、国の名前と繋げて覚えていくのも大変でしたし、先程も言いましたように、通関独特の言葉やそれらを略した言葉などを覚えるのも難しかったですね。

 

ミヤウチ　そんな時にどんなお気持ちでしたか。

 

田中さん　もうとにかく「覚えなければ」と（笑）。この仕事を続けたいという気持ちはありましたので。できるだけミスのないように気をつけましたが、どこが間違っていて、どこを確認したらよいのかということも分からない状態でしたね。細かいことも、恥ずかしがらずに聞くように、最初はそれを頑張ろうと思いました。女性の社員の方で、同じように、子育てをしながら正社員で頑張っておられる方もいらしゃるので、目標にして頑張ろうと思いました。

 

ミヤウチ　くじけそうなこともありましたか。

 

田中さん　やっぱり、ミスをした時は落ち込みました。もっとちゃんとすれば防げたのではないかとか、家庭との両立なので、家庭の方に頭がいっていたのではないかとか・・・落ち込みましたが、皆さん、優しくて、落ち込んでいても話しかけてくださってありがたかったです。

 

 

会社と家族が応援してくれています

ミヤウチ　ご家庭との両立は大変だと思いますが・・・。

 

田中さん　そうですね。子供は１人病気になるとみんなにうつってしまうので、それが続くと、午前中だけとか午後だけとか勤務の時間をやりくりさせていただきました。下の子が入院する事があるのですが、その時は、夜は病院で付いていなくてはならなくて、会社と家と病院とを行き来して、さすがに辛かったですね。でも、弊社の社長は子育て応援ということを掲げていますので、参観日などの子供の用事で休みをもらう事など、一般の会社に比べると言いやすい雰囲気ですね。

 

ミヤウチ　ご家族の協力も大きいかと思います。

 

田中さん　ありがたい事に、私の実家が近くにありますので、父母にフォローを頼んで、なんとかやらせていただいてます。実家の両親も主人も積極的にサポートしてくれますので、本当にありがたいです。

 

ミヤウチ　何か工夫していることはありますか。

 

田中さん　帰ったら夕食の準備にすぐ取りかかれるように、朝、段取りしておくこと位ですかね。帰って来るのが夕方４時頃なんですが、子供達が寝るのが遅くならないように、早くご飯を食べて、お風呂に入って早寝できるように心がけています。

 

 

資格取得の目標をもって…

 

ミヤウチ　今後資格も取っていこうと考えておられますか。

 

田中さん　はい、目標は通関士の資格を取って仕事をすることですね。今はなかなか時間が取れていないのですが、時間を見つけて勉強したいですね。子供達がもう少し大きくなったら、正社員としてフルタイムで働きたいと思っています。それまでに資格を取っておきたいですね。

 

ミヤウチ　目標を持ってお仕事をしておられる田中さんは、生き生きとしておられますね。お子さんも生き生き働くお母さんの魅力をしっかりと感じておられることでしょう。ここ何年かは忙しくて大変な毎日かも知れませんが、キャリアを積むことの充実感とお子さんの笑顔が、きっと支えてくれることでしょう。今日はお話していただいてありがとうございました。これからも目標に向かって頑張ってください。