新しい自分の力を信じコツコツと努力して生かす。

2018年8月10日 byアビリティー・センター

 

総合人材ビジネス会社アビリティーセンターの紹介で働いている女性を、ワークウーマンハンター・ミヤウチカナエが職場にお訪ねしました。
今回お話を伺ったのは、住友金属鉱山株式会社に勤務する田鍋 実加(たなべ みか)さんです。

 
 

姉の勧めでアビリティーに登録 前職とは180度違う事務職へ

 
ミヤウチ
今日は住友金属鉱山磯浦工場にやってきました。素敵な笑顔で迎えてくださったのは、こちらにお勤めの田鍋実加さんです。今日はよろしくお願いします。
 
 
 
田鍋さん
こちらこそよろしくお願いします。
 
 
 
ミヤウチ
実加さんはおいくつですか。
 
 
 
田鍋さん
25です。
 
 
 
ミヤウチ
まだお若いですね。いいですねえ(笑)。
まずは、ここにお勤めになるまでのことを簡単にお聞かせください。
 
 
 
田鍋さん
高校を卒業してから神戸の専門学校に行きました。
 
そこで2年間、スポーツのインストラクターとかスポーツトレーナーなどの勉強をし、卒業後はマッサージのお店に就職しました。
 
そこで、体を壊したので新居浜に戻ってきました。
帰ってからアビリティーセンターに登録してこちらを紹介していただきました。
 
 
 
ミヤウチ
アビリティーセンターに登録したのは何かきっかけがあったのですか。
 
 
 
田鍋さん
姉が登録していまして、姉に進めてもらいました。
「アビリティーはいいよ。親切にお世話してくれるから」って。実際そうでした。
 
 
 
ミヤウチ
ああ、それはアビリティーの担当者さんが喜びますね(笑)。
 
さて、新居浜といいますと住友城下町といわれるくらい住友の恩恵にあずかっている地域ですね。
地元では、住友で働くことができるのをとても喜びますね。
 
田鍋さんはこちらに帰ってすぐにこの住友金属鉱山に派遣で入れたそうですが、本当によかったですね。
 
 
 
田鍋さん
はい、よかったです。
住友に勤めるチャンスはそうはないと思うので、お話をいただいてすぐにお願いしました。
 
伝統ある大きな会社ですし、休みなどの条件も思っていたとおりでした。
 
入ってみて改めて大きい会社なんだと思いました。
 
この磯浦工場にも下請けさんなどいろんな会社がたくさん入っているんですね。最初はびっくりしました。
 
 
 
ミヤウチ
今は事務のお仕事をしておられますが、神戸でしておられたお仕事は全く違うお仕事だったんですよね。
 
スポーツマッサージやトレーナー的なお仕事だったんですよね。
こちらで事務のお仕事を希望されたと聞きましたがそれはどうしてですか。
 
 
 
田鍋さん
向こうでは激務だったので、体を壊したんですね。
 
それで、体に負担がかからない仕事で、休憩がきちんと取れて、土日祝日がちゃんとお休みになる仕事がいいなあと思ったんです。
 
それをアビリティーさんに伝えて探してもらいました。
そうしたら、こちらで産休に入る方があって、その方の代わりに入ることになりました。
 
もともとはその方が復帰されるまでの期限付きだったのですが、その方が退職されたので、そのまま私が継続して勤めることになりました。
 
 
 
ミヤウチ
それは、よかったですね。
 
 
 
 

新たな仕事に不安はあった?

ミヤウチ
事務系のお仕事はしておられなかったという事ですが、新たなお仕事をすることに不安はなかったですか。
 
 
 
田鍋さん
前の仕事でも、電話や来客の対応はしていましたので、人に関わる事はできるかなと思っていたんですが、パソコンは専門学校時代にちょっと触った程度でしたし、事務に関しては、やっぱり不安はありました。
 
 
 
ミヤウチ
研修などはあったんですか。
 
 
 
田鍋さん
ここに派遣される前にアビリティーでパソコンの講習を受けましたので何とか・・・。
 
 
 
ミヤウチ
まあ、若いので慣れるのも早いでしょうからね(笑)。
いざここに入って、お仕事をしてみて、どうでしたか。スムーズにいきましたか。
 
 
 
田鍋さん
そうですね。産休に入る方がとても親切に教えてくださってマニュアルも残してくださったんです。
 
「分からないことがあったら何でもメールしてください」と言ってもらってたので、何回かは連絡して聞いたのですが、あんまり困ることはなかったですね。
 
 
 
ミヤウチ
どんなことを聞いたのですか。
 
 
 
田鍋さん
社員の方が資格を取られる試験の案内の仕方や取りまとめの仕方について聞きました。
 
 
 
ミヤウチ
そんなお世話をする仕事があるのですね。
 
 
 

仕事内容は多岐に渡り、幅広い分野で活躍しています

ミヤウチ
普段はどんなお仕事をしておられるのですか。
 
 
 
田鍋さん
来客対応、電話対応、社員の健康保険の手続きや資格の手続き、派遣さんたちや転入社員さんの受け入れ準備、その他もろもろです(笑)。
 
 
 
ミヤウチ
事務といいましても、かなり幅広い分野のことが入っていますね。
 
 
 
田鍋さん
そうですね。今は慣れましたけれど、初めはちょっとしんどかったですね。
 
他の関係先の人に聞いてやり直したりすることもありました。
他の人に迷惑をかけたらいけないと思ってどきどきしていましたね。
 
 
 
ミヤウチ
そんな風に考えていたら心配で眠れなくなったりとか・・・
 
 
 
田鍋さん
あ、最初はありました。でも寝たら直っているんです(笑)。
 
 
 
ミヤウチ
それはいいことです(笑)。
 
そんな困ったときに、アビリティーの担当の方に相談したことはありましたか。
 
 
 
田鍋さん
何か大変なことがあってもすぐ忘れるんですね。
 
アビリティーの担当の方がいつも「困ったことはないですか」と聞いてくださるんですが、「特にありません」って言っていましたね(笑)。
 
 
 
ミヤウチ
それはアビリティーの担当さんも助かっていたかもしれませんね(笑)。
 
 
 

仲良しの先輩のお陰で楽しく働けています

ミヤウチ
ここに勤めてどのくらいになりましたか。
 
 
 
田鍋さん
3年過ぎましたね。
だいだい仕事のことは分かってきました。
 
 
 
ミヤウチ
仕事って、いい環境で順調にいっていても、大変だったりストレスが溜まったりするものです。
そんな時にはどうしていますか。
 
 
 
 
田鍋さん
同じところに勤めている先輩に仲のいい人がいるんです。
 
何かあったら、話を聞いてもらったり、相談にのってもらったりしています。
 
私は、ほとんどのことは笑って流すのですが、流せないことを一人で抱え込むとしんどくなります。
話せる人がいてくれるのでありがたいですね。
 
これからもここで仕事ができたらいいなあと思います。
 
 
 

自分の成長を感じる毎日

ミヤウチ
これからどのようなお仕事をしていきたいですか。
 
 
 
田鍋さん
そうですね。
いろんなことがしてみたいですね。
 
今の仕事だけではなく、現場の詰め所でも仕事をしてみたいですね。と言っても、現場がどんな感じなのかあんまり分からないのですが(笑)
 
現場で働く人の中で書類とか伝票とかをてきぱきと片付けるような感じですかね。
 
新しい仕事にチャレンジしたいですね。
 
 
 
ミヤウチ
3年前まで事務系のお仕事をしたことがなかった実加さんが、更なる事務のお仕事にチャレンジしようとしているとは、すごいですね。
 
アビリティーの担当の方に聞いたところでは、仕事の幅がどんどん広がってきているそうですね。
 
「私ってすごい」って感じませんか?
 
 
 
田鍋さん
いやあ、そんなすごくはないですが(笑)自分が変わってきたとは思いますね。
 
 
ここに勤めるまで、私は、自分がじっと座って仕事をするのは苦手なタイプだと思っていたんです。
でも、今の仕事をしてみたら、そんなことなかったですね。働いてみていろいろな発見がありました。
 
 
私はずっとバレーボールをやっていて、自分は体を動かすことが向いていると思っていたんです。それで専門学校でスポーツ関係の勉強をしたんです。
 
人前でインストラクターとして指導することも勉強したのですが、自分は大勢の前で何かするのは向い
てないなあって思ったんです。
 
 
それで、1対1でじっくりできるマッサージを仕事に就いたんです。それが今では、たくさんの人の中で、机に向かって事務の仕事をしていますからね。
 
自分でもこれが合っていたのかなあと思っています。
 
 

分野は違えども前職の経験を活かしています

 
ミヤウチ
それにしても、今のお仕事を聞いていましたら、決められた事務を黙々とするのではなく、先を見て段取りしたり、機転を利かせて準備したりする場面も多いような気がしますが・・・
 
 
 
田鍋さん
ああ、確かにそうですね。
社員さんから質問されるかなと思ったら、そういう資料を前もって調べたりしますね。
 
前の職場で、お客さんから体のつくりとか働きなどを質問されるので、調べて答えられるようにしていたんです。それが身についていたのかもしれません。
調べたら自分の勉強にもなりますので。
 
 
 
ミヤウチ
全く違う仕事だけれど、前の経験が生かされていますね。
 
 
 
田鍋さん
そうですね。
せっかくスポーツ関係の資格を取ったのに、全く違う仕事に就いたのでもったい気もしていましたが、それも役に立っているなあと思います。
 
 
 
ミヤウチ
事務系の資格はあるんですか。
 
 
 
田鍋さん
専門学校のときに、エクセルやワードなどは取ったのですが、ぜんぜん覚えてないですね(笑)。
 
 
 

今後事務職に就きたいと思っている方にアドバイス!

 
 
ミヤウチ
体育会系の明るく元気な女子が、全く馴染みのなかった事務系のお仕事をしているということですね。
しかも、こんな大きな会社の中でお仕事をしているわけです。
 
これを読んでいる人にも経験のない事務系の仕事をしようと考えている人がいるかもしれません。何かアドバ
イスはありますか。
 
 
 
田鍋さん
私も最初は馴染みのない事で不安だったのですが、飛び込んでみると、案外やれるものかなって(笑)。
思い切って飛び込んでみたらいいかなと思います。
 
 
 
ミヤウチ
やっぱり実加さんの努力があったからですよ。頑張り屋さんなのでしょうね。
自分がやらなければいけないことは、ちゃんとやり遂げようと思うほうですか。
 
 
 
田鍋さん
そうですね。思いますね。
バレーボールをずっと頑張っていましたので、負けず嫌いなところもあるかもしれません。
自分ができなかったら悔しいと思って頑張るような・・・
 
 
 
ミヤウチ
今のお仕事でもそんなことがありましたか。
 
 
 
田鍋さん
ありましたね。
分かるまでやりたいと思いますね。
 
会社では、分からないところは優しく教えてくれる人がいるのでありがたいですね。人に恵まれています。

ミヤウチ

でも、最初は、来て座っているだけでもドキドキしたでしょう?
 
 
 
田鍋さん
しました。聞いたことのない会社から電話がかかってきますし、相手が言う会社名さえ呪文を言ってるようにしか聞こえないこともありました(笑)。大変でした。
 
でも1,2か月したら、それもだいぶ分かってきて楽になりました。
 
 
ミヤウチ
そうですよね。1,2か月、長くても3か月くらい頑張れば楽になってくるんだから、さっきの話じゃないけれど、思い切って飛び込まないとね(笑)。
 
そんな状況を乗り越えてこられたわけですが、親御さんはそれを見ておられてどんな反応でしたか。
 
 
 
田鍋さん
「大丈夫?あんたは事務は向いてないやろ?じっと座っておれるん?」って言ってました(笑)。
 
今はもう安心しているようです。私がこうして事務の仕事ができているのでびっくりしているかもしれませんね。
 
 
 
ミヤウチ
親御さんが一番びっくりされたかもしれないですね。
 
 
 

3年前の自分と比較してどう思う?今後の人生設計は?

ミヤウチ
そんな実加さんですが、3年前の自分と比べてみて今の自分をどう思っておられますか。
 
 
 
田鍋さん
いろんな人と出会って、いろんな人を見て、とてもよい勉強をしていると思います。
 
前の職場では、施術の時間はずっとこもっているので、あんまり、人を見てなかったんですね。
ここではいつもたくさんの人と一緒にいます。楽しいですね。私は人が好きかもしれないですね。
 
 
 
ミヤウチ
人といる事が楽しいと感じられるのは素晴らしいことですね。
実加さんは、ただそれを楽しむだけではなくて、そこから、いろいろなことを考えるタイプだったんですね。
 
そんな新しい自分を発見して人生を深めていくことになってよかったですね。これからの人生設計はどう考えておられますか。
 
 
 
田鍋さん
この先結婚しても仕事は続けていきたいと思っています。
 
 
 
ミヤウチ
それではこれからもアビリティーに登録しておけば、ライフスタイルに合わせたお仕事を紹介してもらえるんじゃないですか。
 
 
 
田鍋さん
そうですね。最近、派遣でも、産休育休があることを知ったので、これからもお世話になりたいと思います。
 
 
 

アビリティセンターに登録することや派遣の良さって?

ミヤウチ
アビリティーに登録してよかったなと思う点はどんなところですか。
 
 
 
田鍋さん
面談も親身になってよくしてくださいますし、セミナーなどもたくさん開かれます。
最近私は社会保険についてのセミナーを受けたのですが、分かりやすくてとてもよかったです。
 
 
 
ミヤウチ
派遣でお仕事を続けるということの良さはどんなところだと思われますか。
 
 
 
田鍋さん
派遣先でも派遣会社に守られているという安心感がありますね。
 
相談する事ができますし、私はこれからも派遣でお仕事を続けていこうと思います。
 
 

仕事のやりがいとは?

ミヤウチ
お仕事をしていてうれしいなと思われるのはどんなときですか。
 
 
 
田鍋さん
担当している手続きが迷惑をかけることもなくスムーズにいったときはうれしいですね。
「よかった」って安心します。
 
 
 
ミヤウチ
お話ししていて、笑顔はもちろん、声がとても柔らかくて癒される声ですね。
実加さんの笑顔と声に癒されている人も多いと思います。
 
 
 
田鍋さん
そうですか。それは分からないですが、そうだとうれしいですね。
いっぱい話していかないと(笑)。
 
 
 
ミヤウチ
向いてないと思っていた事務系のお仕事をする中で、自分の新たな面が発揮されて、仕事の喜びも感じるようになった実加さんですね。
 
たくさんの人といっしょに仕事をすることはとても勉強になるということでした。
柔らかな雰囲気の実加さんですが、芯が強い頑張り屋さんなのだと思いました。
 
新たな仕事にも挑戦したいということです。どうかこれからも笑顔で活躍されますように。
 
 
 
田鍋さん
頑張ります。ありがとうございました。
 
 
 
ミヤウチ
ワークウーマンハンター・ミヤウチカナエ、笑顔の素敵な実加さんと出会えて、明るいパワーをいただきました。
 
ありがとうございました。

category / 四国の働き方図鑑

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