子供の病気や行事の時に休みが取れるなら、 業種は問わず頑張ろうと思いました。

2018年12月5日 byアビリティー・センター

 

ミヤウチ

瀬戸内海響市場エフ・マルシェにお勤めの阪田智恵美さんにお話を伺います。

 

幼稚園のお迎えの後で、子どもさんもいっしょですね。

 

急に知らないところに来たからびっくりだね。でもママにぎゅっとくっついていいなあ(笑)。

 

さて、阪田さんはこれまでどんなお仕事をしてこられたんですか。

 

 

これまでの経歴とは?

阪田さん

高校を卒業して、飲食店で働いた後、年金機構の事務の仕事を契約社員でしてから、病院の事務の仕事を正社員でしました。

 

それから結婚して子供が生まれました。

 

この子が2歳で幼稚園に上がると同時に、アビリティーに登録しました。

 

 

 

ミヤウチ

アビリティーに登録しようと思ったのはどうしてですか。

 

 

 

阪田さん

子ども第一に考えて仕事をしたかったので、それに合う条件のお仕事を自分で探すのは難しいと思ったんです。

 

それで派遣会社さんに探してもらおうと考えました。

 

 

 

ミヤウチ

なるほど、それはどういう条件だったのですか。

 

 

 

阪田さん

土日祝日は休みになることと、園の行事の時や子どもが病気の時はお休みが取れること、自転車で通勤できることをお願いしました。

 

それから、まだ、子どもが小さいので、時間も長くは勤められないかなと思いました。

 

普通に考えたら難しいですよね(笑)。

 

だから、それでも受け入れていただけるのであれば、お仕事の種類は何でも挑戦してみようと思っていました。

 

 

 

条件に合う求人を見つけることは難しい?

ミヤウチ

アビリティーセンターで、阪田さんを担当されたのがコウサトさんですね。

 

仕事のマッチングはなかなか難しかったんじゃないですか。

 

 

 

コウサト

ご紹介できる仕事の絶対量は確かに減ってはきますね。

 

でも、阪田さんは、業種は問いませんということでしたし、お話していましても、物腰も柔らかで協調性がある方だと感じましたので、勤務条件の調整などをさせていただきました。

 

企業さんには、まずは、阪田さんの人柄を見て検討してほしいとお話しました。

 

 

 

ミヤウチ

うわあ、そんなに紹介してもらって、うれしいですね、阪田さん。

 

 

 

阪田さん

びっくりですね。うれしいです。

 

 

 

ミヤウチ

アビリティーセンターと派遣先の企業さんの信頼関係ができているということも大きいんでしょうね。

 

阪田さんは、どんな仕事でもやれるという自信があったんですか。

 

 

分からないことは積極的に聞く姿勢が大事

阪田さん

いやあ、そんなことはないです(笑)。

 

でも、毎日毎日お仕事に行って頑張れば、最初は無理でもできるようになるかなって考えていました。

 

何か新しいことを覚えるのが嫌ではないんです。

 

分からないことはとにかく聞いてできるようになろうと思っていました。

 

 

 

ミヤウチ

それは、素晴らしい姿勢ですね。

 

 

アビリティーセンターに登録して良かったことは親身になってくれること

ミヤウチ

アビリティーセンターに登録してよかったと思われるのはどんなところですか。

 

 

 

阪田さん

親身にお世話してくださるところですね。

 

会社に相談や調整をしてくださって、こうしてお勤めできるようになりましたし、この子が病気になった時なども、調べてくださったのか、対処法などの情報を下さったり、ありがたいなあって思います。

 

仕事のことも相談しやすいので本当に助かっています。

 

 

 

ミヤウチ

相談できる人がいるのは心強いものですよね。

 

 

 

阪田さん

入社当初、立て続けにこの子が病気になって、本当に会社に申し訳なかったのですが、コウサトさんが「休んでも大丈夫ですよ。」って言ってくださって助かりました。

 

エフ・マルシェの皆さんも「大丈夫ですよ」って言ってくださるし、働きやすい職場に入れてうれしいです。

 

 

 

ミヤウチ

それはよかったですね。

 

 

今はレジや袋詰め、品出しの仕事をしている

 

ミヤウチ

今は、どんなお仕事をしておられるのですか。

 

 

 

阪田さん

レジと、野菜や果物の袋詰めや品出しなどです。

 

お仕事していて野菜についていろいろ教えてもらって勉強になります。

 

今の職場は人間関係がいいということも大きいのでしょうが、毎日楽しいです。

 

 

 

ミヤウチ

それはよかった。

 

 

 

子育てを経験したからこそ分かる心遣いができるようになった

ミヤウチ

お仕事していて何か気をつけてやっておられることはありますか。

 

 

 

阪田さん

小さい子どもを連れて買い物にきたお母さんは大変なんですね。

 

私も経験があるので、時間が許すときは、袋に詰めてあげるようにしています。

 

 

 

子どもを最優先に考えて仕事を続けて行きたい

ミヤウチ

さてこの先、子どもさんに手がかからなくなってきたらお仕事の時間を増やしていこうと考えておられますか。

 

 

 

阪田さん

子どもを最優先に考えた上で仕事は続けたいと思います。

 

働くお母さんが増えてきましたが、まだまだ理解をされないことも多いと思うんです。

 

努力もいりますが仕事は続けたいですね。

 

ちょっと落ち込んでも、子供といっしょにいると気持ちが明るくなります。

 

腹の立つこともあるんですが(笑)、元気が出てきてがんばれます。

 

 

 

ミヤウチ

ご主人は家事に協力してくださいますか。

 

 

 

阪田さん

ゴミ出しやお風呂掃除などをしてくれます。助かりますね。

 

 

 

ミヤウチ

子育てで気をつけておられることはありますか。

 

 

 

阪田さん

子どもがやりたいということはさせてあげたいですね。

 

虫とかも私は苦手なんですが、ううって思いながらも、一緒に遊ぶようにしています(笑)。

 

これから、経済的に余裕がないと子どもがしたいということをさせてやれないことも出てくると思うんです。

 

私が働くことで、少しでもその足しになればいいかなって思います。

 

 

 

社会に出ることは、経済的なゆとりを得るだけでなく自分自身を高めることにも繋がる

ミヤウチ

これからの教育費などを考えると確かに経済的なゆとりはほしいですよね。

 

 

 

阪田さん

それと、私自身の勉強にもなりますからね。

 

職場には先輩主婦の方もいっぱいおられるので、簡単でおいしい料理や使ったことのない野菜の使い方などをいろいろ教えてもらえるんです。

 

皆さん優しく教えてくれます。

 

 

 

ミヤウチ

それはいいですねえ。

 

働くというのはお金のためだけではなく、自分自身を高めていきいきとさせることでもありますからね。

 

お母さんがいきいきとしていると子どももうれしいんですよ。

 

 

 

阪田さん

そうですね。

 

楽しく仕事をして子どもとも楽しく過ごしたいです。

 

 

 

ミヤウチ

阪田さんの笑顔はおうちでも職場でもきっと周りの人を明るい気持ちにしていることと思います。

 

今日はお話を聞かせていただいてありがとうございました。

 

 

 

阪田さん

こちらこそありがとうございました。

 

 

 

category / 四国の働き方図鑑

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