派遣の経験を積み、紹介予定派遣で念願の正社員となる(1/2)
2019年2月6日 byアビリティー・センター
ミヤウチ
新居浜ブロック工業所にお勤めの河野美香さんにお話をうかがいます。よろしくお願いします。
河野さん
こちらこそよろしくお願いします。
アビリティーセンターに登録したきっかけとは?
ミヤウチ
最初にアビリティーセンターに登録されたのはいつですか。
河野さん
もう10年近く前になりますね。
ミヤウチ
どんなきっかけで?
河野さん
軽い気持ちで、少し働いてみようかなと思って登録しました。
子どもが4人いまして、当時は一番上が小学校1年生で、一番下は1歳でした。
いずれは社会復帰したいと思っていましたが、すぐにということもできませんでした。
でも、家にずっといると時代に取り残されるような気がして・・・何か少しずつでも仕事をしていないと、いざ、仕事をするというときに感覚が鈍ってしまっているのではないかという気持ちだったんです。
ミヤウチ
子どもさんがまだ1歳でお仕事をするというのは大変だったでしょう。
河野さん
その時は、無理なくできる範囲でということで、時間は短かかったのでそれほど負担ではありませんでした。
その会社には、9年近く勤めたことになります。
生活環境など合わせてフルで働いたり扶養枠内で働いたりしながら、ずっと派遣でお仕事を続けました。
会社に理解がありまして、よくしていただいたので、子育てをしながらの私のペースを守りながら続けることができました。
現在の仕事内容や心がけていること
ミヤウチ
ずっと子育て優先で働いてこられたのですね。
今、こちらでしておられるお仕事はどんなことですか。
河野さん
色々ありますが、日々の売り上げのやりとりとか電話応対とか、直接買いにこられるお客様の対応などですね。
ミヤウチ
どんなことに気をつけてお仕事しておられますか。
河野さん
雰囲気が明るくなるようにできたらいいなと思っています。
職場の人も、来てくれた方も気持ちよくなるように心がけています。
ミヤウチ
こうしてお話をしていましても、河野さんの雰囲気は素敵だなあと思います。
いつも、そう心がけておられるのでしょうね。
河野さん
ありがとうございます。
私がそう気をつけている以前に、もともとこの会社の皆さんが優しい皆さんなので、とても雰囲気がいいんです。
お互い緊張して仕事をするようなところでは大変ですからね。
最初に社長に面接してもらったときに、お話を聞いて「ああ、ここなら働きたい」と思ったんです。
アビリティーセンターに登録して良かった事は?
ミヤウチ
いい出会いでしたね。
アビリティーセンターに登録していてよかったと思われるのはどんなことですか。
河野さん
10年近くお付き合いをさせてもらっていますので、担当の方も何人か替わってお世話になりました。
担当者さんは皆さん、日頃から、親しくコミュニケーションをとっていただきました。
私はおしゃべりなので(笑)いろいろな話をするんですよ。
担当者さんは、お世話するスタッフをたくさんかかえておられると思いますが、そんな中でも私のお願いした条件をよく理解してくださっていましたね。
私の年になると正社員というのもなかなか厳しくなっているとは思うのですが、今回は、正社員になれるということを強くお願いしていました。
同じ働くのであれば、仕事の内容の面でもしっかりと働きたいと考えていました。
ミヤウチ
アビリティーセンターと河野さんは長年のお付き合いなので、信頼関係ができていたということでしょうね。
河野さんは、ここで、紹介予定派遣というかたちで働いておられますね。
これは、派遣期間の後に派遣先の企業と直接雇用を結ぶことを前提にした派遣のことだそうですね。
ということは、いよいよ念願の正社員となる予定ですね。
アビリティーセンターの担当に相談して良かったことは?
ミヤウチ
チャンスをつかんだ河野さんですが、これまで、アビリティーセンターの担当の方に相談してよかったことや助けられたことはありましたか。
河野さん
今の担当の河端さんは、いつも前向きなんです。
年齢は若いのですが、とてもしっかりしているんです。
私が会社に直接聞きにくいことや言いにくいことなども、しっかりと会社と交渉してくれますので、本当に助かります。
アビリティーセンターの皆さんは鍛えられているんですね(笑)。
皆さんパワフルですよ。いっしょにいると元気をもらえます。
ミヤウチ
鍛えられているなって、私もいつも話していて感じますね。
担当の河端さん、河野さんを担当してどうですか。
河端
ここの一つ前の会社から担当させていただいたのですが、安心してお任せできる方なんです。
一つ前は期間限定のお勤めだったのですが、何としてでも次の所をご紹介したいと思いましたね。
河野さん
そう思ってもらえるのはありがたいですね。
河端さんとのお付き合いはまだ1年もたっていないのですが、何年も担当してもらっているような感じですね。
なんでなんだろうね(笑)。
仕事とは関係のないこともいろいろおしゃべりしているからかなあ。
おしゃべりする中で自分のことも伝えていたんですね、きっと(笑)。
ミヤウチ
河野さんの個性が河端さんやアビリティーセンターの皆さんに伝わっていったのでしょうね。
お仕事においては河端さんがお世話する立場ですが、人生においては、河野さんの方が4人の子育てもしておられるし、先輩ですしね(笑)。
河端
そうなんです。私たちも河野さんたち派遣スタッフさんから教えられることが多いんです。
いろんなことをお話させていただくので勉強になります。
ミヤウチ
それはいい関係の担当者さんと登録スタッフさんですね。そういえば、まるで、親身になってくれる進路指導の先生のような感じで、アビリティーセンターの担当者は人生に寄り添ってくれる存在ですね。
河野さん
そうですね。頼りになる存在ですね。
ただ、担任にもいろいろなタイプがあるように、全員が全員同じようにいい関係を築くことができるとは限らないと思うんです。
だから、やはり、コミュニケーションが大事だなあと感じています。
私は図々しく結構いろいろな要望を出していたんです(笑)。
私の気持ちを分かってもらえたからこそ、このようなお仕事を紹介していただけたと思います。
無駄話のようなことですが、いろいろな話をしたのもよかったのかもしれませんね(笑)。
ミヤウチ
今、聞いていて思ったのですが、相談する側も、コミュニケーションを大切にして、自分のことを表現することが大事なのでしょうね。
河野さんがきちんと自分の希望や気持ちや個性を伝える力があったということも、お仕事を得ることができた要因だったと思います。
河野さん
そうかもしれないですね。
私は最初から正社員をめざしたのではなくて、家庭との両立を考えながら、これまで、いろんなチャレンジをしてきたんです。
希望と少し違った仕事でも、前向きにとらえてやってきました。
勿論、合わずにくじけてしまったところもあるんですよ。
でも、今考えると、私には合わなかったけれど、いい会社を紹介してもらっていたんだなあと思います。
今の私にとっては一つ一つがいい経験で無駄なことはないんですね。
ミヤウチ
ここにくるまで、歩みを止めることなくチャレンジしたからこそ学びもあるし、アビリティーセンターとの信頼関係も深まったということでしょうね。
ある意味、派遣で仕事をする醍醐味かもしれませんね。
category / 四国の働き方図鑑