【名古屋から愛媛へ移住】西条ブルーベリー農園・寺田さんご夫婦インタビュー(3/4)
2014年11月13日 byアビリティー・センター
こんにちは!四国転職netのコンサルタント・王です。
6年前に愛媛県西条市に移住した寺田さんご夫婦のインタビュー第三回。
今回は、農業についてのお話です。
四国へのU・Iターン希望者で「農業をしたい」って言う人もいますよね。
たくさんいますよ。「農業やりたい」とか、「漁業やりたい」とか。いまだにFacebookとかにコメントがくるんですよ。本気で相談してくる。
ただ、やっぱり何かきっかけがないといけないんですよね。
うちはたまたま家と土地があったんで、そんなに心配することなく始められたんですけど。
最近は、市町村で家と農地を合わせて情報を出してるところが増えてる。
そこまでしないと、まったく縁の無い土地に来るのは難しい。
相談できる人がいないと厳しいですよね。
西条は、まったく知らない人が「農業やりたい」って来ても、繋がりを市が中心に作ってくれてます。
市がけっこう一生懸命やってて、情報交換をできるようにしてくれてて・・・西条はそれがすごくいいですよ。
誰も知らない土地に来て、市がそういうのを斡旋してくれて、会合とかイベントで知り合うんですよね。ほぼ全員知ってますよ。
多分、行政がしっかりしてると思います。
他の県の人とかと話をしたりしても、西条は意外に農業に関してはしっかりサポートしてくれてるほうだと思います。
それから、“ちろりん農園”っていう有機野菜栽培農家の夫婦が丹原にいらっしゃって、その人が全国的に有名な人みたいで。
けっこうその人のところに相談に来る人が多いんですよ。日本全国からその人を頼ってきて。
就農の相談ができるような人がいて、土地まで紹介してくれると話が早いのかな。
そういう方達と事前に相談できれば心強いと思いますが、市や団体で紹介してもらえるのですか?
出会える機会はあると思います。でも多分、意欲のある人は自ら行動されるんじゃないかしら?
私たちも名古屋にいたときは、三重県とか岐阜県とかに直接お話を聞きに行ったりもしましたし。
多分、そこまでのアクションを起こすと、そこからまた繋がりができてくるのかなと思います。
それに今は、国が新規就農者に対して750万補助してくれるんです。
750万もらえたらけっこう何でもやれちゃうんですよ。土地も県が探してくれるし。0からスタートした人が2人いるかな。
そういう助成金の制度があるので、今はすごいはじめやすいですよ。
そういった制度があると助かりますよね。西条は農園が盛んなイメージがあります。
意外にいっぱいお客さん来てくれるんで、すごい助かりますよ。
「もぎたて倶楽部」さんの活動がいい影響があって、”フルーツ=フルーツ狩り”っていうイメージがついてるんです。
最初、ブルーベリー狩りなんてやってなかったんですよ、うち。
そしたら「ブルーベリー狩りに来ました」ってお客さんがちらほら来るんですよね。「うち、やってないんですけど」って最初は断ってたんですけど、あまりにもちょくちょく来るんで「いいですよ。採ってください。籠かしますから」って。それから始まったんです(笑)
西条はいいですよ、フルーツ作るんであれば。フルーツ狩りが盛んなんで。
何でも「○○○狩り」にしちゃえばね、お客さん来てくれるし。農業は今が旬ですよ。
ブランド振興課とかもあるし、市が都会のほうに売りに行ったりとかしてくれるし。実際うちの果実も、市の担当の方が売りに行ってくれたりもしてくれてたんですよ。
それで、取引があったところも何件かあるし。バックアップがすごいです。
西条では就農の際に相談できるところが多く、市の制度も整っていて農業を始めやすい地域のようですね。
次回はついに最終回!移住後の人とのつながりや、田舎暮らしについてのお話です。
category / 四国へ移住