転職事例11:意外と知らなかった。生まれ育った街の企業や産業。

加藤 士陽2013年12月21日 by加藤 士陽

今回は、大都市東京での忙しい毎日から、
ゆとりのある地元での生活を選んだMさんにお話を伺いました。

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BEFORE 【東京】大手広告代理店 営業職
AFTER  【高知】県内企業 総務担当
Mさんのご経歴
  • >大手広告代理店(2年3ヶ月)
    法人向けに求人媒体、人材採用に関する営業

 

転職のきっかけは?

大 学卒業後、東京で大手広告代理店に就職をして3年。福岡への転勤もあり、結婚もしましたが、帰宅時間は毎晩夜中の2時や3時。「もう少しゆとりのある働き 方をしたいな」という気持ちと「生まれ育った高知県で、そういう職場がないかな」と、興味本位に探し始めたのがきっかけです。
 

再就職先を探すにあたっての条件は?

ま ずは高知県で働きたいという軸があり、当然その後も土地を離れたくはないので、転勤がないこと。そして次に、家庭がありますから安定性のある企業だという こと。あと職種ですが、今までは営業職を経験してきましたが、営業先で相手企業の総務や人事の方とお話をする機会が多く、従業員を守る立場である職種に惹 かれていましたから、総務人事系のお仕事へチャレンジしたいと考えていました。
 

新卒時の就職活動との違いは?

新卒時の就職活動は首都圏内で、今回は高知県。土地柄が全く違うので、比較にはならないとは思いますが、転職時の採用では、やはりキャリア・経験を問われると感じました。
 

遠方からの就職活動での苦労は?

就 職活動では、苦労と言うほどのものもありませんでしたが、自分自身が高知県の企業について、本当に知識がなかったことに気づかされました。高知に在住して いたのは浪人期まででしたから、自分自身がエンドユーザーとして、利用していた店舗のある企業ぐらいしか思いつきませんでした。今になって、高知県にも安 定した企業が多くあることを知りました。
 

アビリティーセンターの「四国転職net」を利用されたのはなぜ?

前職が広告代理店ですから、まず、高知に求人広告自体がほぼ無いという状況を把握していました。安定企業の中途採用が、求人広告に掲載されていないのは、この辺りでは紹介案件が多いのだろうと予測をつけ、また採用予定人数も少数でしょうから、「人材紹介」を利用したほうが良いのでは?と考えたのです。大 手のエージェントにも登録はしましたが、リーマンショック以降、業務縮小の中で地方まで手は回らないだろうと思い、地元四国で活動をされているアビリ ティーセンターに登録を決めたのです。実際、すぐに案件をご紹介いただいたので、やはり紹介の方が強いんだなという印象を受けました。
 

今回の企業に決めた理由は?

経 理経験者の募集があり、そちらに応募する話が進んでいましたが、私より早いタイミングで選考されている、経理経験のある方がおられ、結局その方が採用に なったのです。ですが、その後にコンサルタントの和田さんが、先方にお願いをしてくださったようで、また採用のご担当者が、私の住んでいた福岡に別件の出 張で来られるというタイミングもあり、お会いすることができたのです。そして、将来的には総務部門でもう一人採用枠ができるので、そちらで話を進めて良い かとご相談を受けたのです。これには運命的な出会いを感じました。
 

現在のお仕事内容は?また前職との違いは?

業務部総務担当で、給与計算と労務関連の仕事をしています。
前職と現職では、職種も地域も違うので、比較は難しいのですが、正直に言うと田舎の会社は仕事をこなすことが目的で、「これをやろう!」「あれをやろ う!」という成長意欲が乏しいと感じています。ただ、自分のペースで仕事をすることができ、時間にゆとりがあるので、心が安定します。
 

収入が下がることに躊躇はなかった?

東 京から高知に転職するということで、給与はかなり劣りましたが、自分の基準がそこではなかったのです。結婚をしていますから、ある程度収入の最低ラインと いうものはありました。でも、だからといって収入があって時間がないのは「違う」と思っていたのです。将来的に子供ができて、家族に費やす時間が得られる ほうが、豊かな生活と言えるような気がします。
 

では、総合的に満足のできる転職だった?

そ うですね。人の繋がりを大切にするこの高知県に戻ってきて、実家や近所の知り合いも大喜びです。家内も一緒に過ごせる時間が長くなったことに喜んでいます し、全体的にバランスの取れた生活を送ることができています。就職活動も1社のみでスムーズでしたし、現在の職場は、部署内の人数が25名と風通しも良 く、人間関係も円滑です。そして満員電車で人に酔うこともなくなりました。
 

今の職場での将来ビジョンは?

まずは早めに「こなす仕事」の部分を覚えて、「こなす仕事」ではない部分、「自分だからこそ出来る仕事」を、広げていきたいと思います。
 

現在転職を考えている方にアドバイスをどうぞ。

「見かけであきらめずに、まずはアクションを起こす」ことですね。田舎には仕事がないとあきらめている方は、きっと大勢いらっしゃると思うのですが、全国規模のネットだと情報が入手しづらいというだけで、地方にも産業力の高いところはたくさんあります。タイミングもありますが、弱腰にならずにアクションを起こすことが大切です。
 

インタビューを終えて

運命的な偶然やタイミングによって、導かれるように地元高知県での転職に成功したMさん。先入観にとらわれず、社会の動向を見つめ、ご自身の知識と経験に基づいた決断が、良い転職先とのめぐり合わせに繋がったのだと思います。

category / UIターン転職者事例研究

この記事を書いた人

加藤 士陽

加藤 士陽

アビリティーセンター株式会社所属の人材採用コンサルタント。1972年愛媛県新居浜市生まれ。大学を卒業後、グラフィックデザインやソフトウェア開発のフリーランスを経て現職に至る。現在は香川県、愛媛県、高知県、徳島県に本社を置く企業の採用担当者に、Webや紙面媒体での採用広告制作、リクルートイベント企画などのサービスを提供している。

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